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No.4026 オルフェウス 前のサーヴァント:ダヴィンチちゃん(男) 次のサーヴァント:ボーディダルマ データ 登場歴 データ ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:キャスター ┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓ 【真名】:オルフェウス 【属性】:秩序・中庸 ┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓ 【筋】:E(10) 【耐】:D(20) 【敏】:C(30) 【魔】:A(50) 【幸運】:B(40) 【宝】:A ┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ |\ |. . . \ 、 __ |. . \. . > 、_ \> .._ |. . . . . \. . . . . . >ー . . . . ミ .、 |. . . . . . . . \. . . . . . . . . . . . . . . . . . . \_ _ |. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ミ .、 ∧ Ⅶ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ヽ .∧ =∧zzzマ 、 __ Ⅵ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . N . | ニ∧zzzマ、\ ̄ ̄\. . . . . . .\<._ . . . . . . `ヽ. . . . \. . . . . . . | . ! ニ=∧zzzマ \_. . . . . . . . . . . . \ ` <. . . . . ヽ. .}. . \. . . . . ./ ニニ∧_ /. . . . . . . . . . .ト、ト\ 斗-<У. . . . . Y ∨\ ニニニ==i /. . . . . . . . . ト、. _|__` /〃Vソ¨`ヽ. . . . .V^ f⌒` ニニニ==∧ ′. . . . .ト、. .!'´斗- 、zzzzゝ___㌻ .Y. . . レ | \>' ´ ∧ i. イ. . . . | . 寸 . i. Vソ〉) |. . . リ_ 八 Vニニニ∧、_|/.}. . . . . . . .z≠ゝ._ ノ ヽ ^ |.イ. . | `ヽ Vニニニ∧__).八. . . . . . . .ヽ -‐7 .И . . .| i⌒ヽニニ∧___) _\. . . . . . . 、 ー ´ / / .|. . ./ . リ Vニ=∧ Y }\. . . . . 〉^Y ` ー ‐ ´ / |Ⅵ / )===二l |{ \/ .|. ′ |_ / ′ \_ゝ .〉 ./ .ト ――‐ ´ |\ \ / 」__ |ヽ . |^\\ . \ -テ―‐‐.┘‐亠 、`ヽ .|く 八 \ ≧=‐- _ \ リ `ヽ ヽ \\ . 〃 .i .\ \ . \イ \ \\ l .| ,/ >_ ¨´ \ `. . \ヽ l ′/ / `ヽ 、 \ i ヽ} l_ -‐ / <´ .\ ∨ / / 八 \ ,//, / 、 \ ∨.// // く ` \ f´ / / / ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【クラススキル】 ◆陣地作成:B 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 “工房”の形成が可能。 ◆道具作成:C 魔術的な道具を作成する技能。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【保有スキル】 ◆戦闘続行:B 往生際が悪く、そう簡単にはくたばらない。 冥界からの帰還や、首だけになっても歌い続けた逸話に由来する。 ◆神性:B 神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。 文芸の女神カリオペの息子であり、竪琴の神でもあるアポロンを名義上の父親にもつ。 ◆竪琴の演奏:A 歌にあわせて竪琴を奏でることで聞く者の心に強く働きかけることが可能。 曲によって心を和らげ落ちつかせる、共感を呼ぶなど様々な効果を発揮する。 彼の歌による嘆願は冥界の神々ですら断ることが出来なかった。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ◆『万響天琴(エモーション・ライラ)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大補足:100 竪琴の神でもあるアポロンから贈られた竪琴。キャスターの死後はこと座として天に上った。 音楽や歌をあらゆるものに伝え、聞かせる効果を持つ。 言葉を持たぬ動植物は勿論、岩石や天候など非生物に対してすら音色を響かせる。 しかし、それらに影響を与えられるかは使い手の技量に依存するため、 キャスターが演奏し歌声と調和させることで初めて真価を発揮する。 彼に投じられた攻撃すら到達する前にうっとりとして勢いを失うため、 飛び道具ならば彼に届くことは通常起こりえない。 また、動植物に対しては演奏を介してCランク相当の動物使役スキルとしても使用可能。 なお人間など言葉を持つ相手に対しては美しい音色の竪琴に過ぎないが、 彼の腕前を余さず引き出せるという意味では重要である。 ◆『還るべき魂の経路(ゲート・オブ・ステュクス)』 ランク:A 種別:対界宝具 レンジ:1~30 最大補足:─ 素晴らしい歌によって生きたまま現世と冥界を往還した逸話、その旅路が宝具となったもの。 竪琴の演奏を介し、冥界へと繋がるゲートを作り出す大魔術。 このゲートを介して生者が冥界に入る事も、死者や冥界の存在が冥界から出ることも出来ない。 生者は現世、死者は冥界に存在するのが原則なためである。 逆に言えば、現世にとどまる死者・霊的存在などは現世と冥界のいずれにとってもイレギュラー。 そのため、このゲートによって冥界への道が開かれている間、 本来冥界に存在すべき死者や霊的存在は現世からの斥力と冥界からの引力によってゲートに吸い込まれていく。 マスターを依り代とし魔力によって現世に留まるサーヴァントは、これに抗うため大量の魔力を必要とし続ける。 キャスター自身もこの効果から逃れる事は出来ない。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【weapon】 ◆無し ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【来歴】 ギリシャ神話に登場するトラキアの楽人であり、ギリシャ神話きっての竪琴の名手にして歌い手。 彼に関する最も有名な逸話は冥府下りであろう。 新婚早々命を落とした新妻エウリュディケを蘇らせるべく冥界へ行き、 ハデスに嘆願して妻を現世へ連れ帰る許可を得る。 その際、「地上に出るまで後ろを振り向いてはいけない」と条件を付けられたが、 後少しで地上というところまで来て後ろを振り返ってしまい、妻は帰らぬ人となってしまう。 それから三年後、狂った女たちによって殺され冥界で妻と再会を果たした。 また、彼の竪琴はこと座となったという。 簡単に書いたが、生きている人間が冥界へ入るのは容易なことではなく、 死者の蘇生を嘆願するなど無謀といっても過言ではない。 それでもその選択をしたのは偏に愛の深さゆえ。 そして彼は演奏と歌のみで無事ハデスの元まで辿り着き、現世へ連れ帰る許可をもぎ取ったのだ。 ハデスには死者の蘇生すら可能な名医アスクレピオスに関して、 「世界の秩序を乱す」としてゼウスに抗議し殺させる逸話も存在する。 そのハデスが感動し掟破りを認める程というのだから想像を絶する程素晴らしい歌だったのだろう。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【聖杯への願い】 彼は「愛する人を失いたくない・取り戻したい」という強い思いを触媒に召喚される。 聖杯への願いはないが、愛する人を取り戻そうとして失敗した彼は、マスターに同じ悲しみを味わわせないために戦う。 また、例え味方でなくても愛する人のため行動する者には手を貸そうとする。 その性質上、人殺しは基本的にNG。「その人を愛する誰かがいるかもしれない」と思うと目的と真逆になるため。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【性格】 温厚で平和主義。避けられる戦いは避けようとする。 音楽が大好き。状況に応じて勝手にBGMを流したり、非戦闘時の生活にも音楽で彩りを添えてくれる。 落ち着いた曲調や、悲劇的な物語の歌を特に好む傾向がある。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【備考】 ◆竪琴の演奏によって戦闘を避ける、あるいは戦意を削ぐ事で相手のステータスを下げ、 一つ目の宝具によって相手の飛び道具を無効化。 ◆戦闘続行も合わせて生存能力が高いサーヴァントというイメージです。 ただし、ただ生き延びれば良い状況で呼ばれる可能性は低いと思われます。 来歴から分かる通り、歌が通用しない程の精神汚染持ちに弱く、大きな音で歌や演奏の音をかき消されると無力です。 二つ目の宝具は死徒や御影、消費の大きいサーヴァントへのメタとして機能するといいなぁといった感じ。 ただ型月的に冥界がどういう扱いなのか自分にはよく分かっていない部分があります。 おかしい部分があれば宝具ごと削除して頂いても構いません。 【来歴についての捕捉・解釈の説明】 神話の登場人物なこともあり諸説ありすぎるため、オウィディウスの変身物語を中心に来歴を組みました。 ただ、細かい点まで書くと長すぎたので簡略化したものを上に載せ、データの最後にフルバージョンを載せています。 また、大まかな特徴を以下に記します。 変身物語を中心としたことによる大きな特徴としては、 ・オルペウスの歌が直接ハデスの心を動かした(歌に感動したプロセルピナの嘆願によってではない)こと。 ・死の経緯や原因(冥府下りの直後に自殺した、歌を歌わなくなったなど諸説ある)。 ・バッコスとの関係(バッコスが女たちを扇動しオルペウスを襲わせたとする説もある)。 が挙げられます。 逆に変身物語のみと比較した場合は ・竪琴について(後述)。 ・アルゴー船の冒険に関する逸話。 ・冥府を下る際にカロンやケルベロスと出会う逸話。 ・竪琴がこと座になった逸話。 ・その後レスボス島で与えた影響。 を追加しました。 オルペウスの持つ竪琴については諸説あります。 発明の神ヘルメスが亀の甲羅に糸を張って発明した最初の竪琴で、 この竪琴の力がオルペウスを素晴らしい楽人にしたという説もありました。 しかし変身物語では竪琴について言及されていません。 そこで、アポロンから贈られたとだけする説を採用し、岩石や植物に音楽を聞かせる部分を竪琴の能力(宝具)、 感動させるのはオルペウス自身の技量(スキル)としました。 そののため動物使役は宝具の効果としています。 ◆動物使役:C 音楽によって動植物の心を引きつけ、自らの心を伝えることが出来る。 強制的な使役ではなく、心動かされた動植物達が自発的に彼を助けようとするが、 演奏に聞き入っている間は我を忘れて無防備となってしまう。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【来歴(フルバージョン)】 ギリシャ神話に登場するトラキアの楽人。 カリオペとオイアグロスの子であり、名義上の父アポロンから竪琴を貰い弾き方を教わった。 ヘラクレスらとともにアルゴー船の探検隊にも参加し、 竪琴と歌によって暴風雨を鎮めセイレーンの歌を打ち破った。 彼がエウリュディケと結婚したとき、 婚姻の神ヒュメナイオスは結婚式に現れたものの祝いの歌を歌わず、陰気な顔をしているばかりであった。 この不吉な前兆は間もなく現実のものとなる。 新婚早々エウリュディケが毒蛇に足首を噛まれて命を落としたのだ。 オルペウスは地上で大いに嘆き悲しんだ後、地下の亡者たちにも訴えかけてみようと考えた。 タイナロスにある下界への入口から冥界へと降りて行き、冥王ハデスと王妃プロセルピナの前へとまかり出た。 その道中、冥府の河の渡し守カロンや番犬ケルベロス、冥府の門などが行く手を阻んだが、竪琴の音を聞くと彼を通した。 「私は地獄を見るためにやってきたのではありません。妻のためなのです。 慌ただしく尽きたエウリュディケの運命の糸をどうか巻き戻してくださいますように。 死すべく生まれついた私達すべては、結局はあなた方の元へと帰るのです。ここが最後の家なのです。 私は彼女を返して欲しいと言っているのではありません。ただ、貸してもらえればいいのです。」 といった内容をうたい、言葉に合わせて竪琴の弦をかき鳴らすと、血の気の無い亡者たちももらい泣きした。 タンタロスも逃げていく水をとらえようとしなかったし、イクシーオーンの車輪も回転を止めた。 禿鷹たちもティテュオスの肝臓をついばむことをやめ、シーシュポスに至っては押し上げねばならぬ岩の上に座り込んでしまった。 復讐の女神たちも歌に感動して、初めて涙を流したという。 冥王も王妃もオルペウスの嘆願を断ることは出来ず、エウリュディケを呼び寄せた。 彼女は傷が障っていて足取りもたどたどしかったが、オルペウスは条件付きで彼女を連れ帰る許可を得る。 その条件とは、アウェルヌス湖の谷合を出るまでは後ろを振り返ってはならないというもの。 この禁を破れば折角の贈り物がふいになってしまう、と。 そうしてオルペウスは後ろを振り向かず、エウリュディケと共に地上へ続く険しい坂道をたどっていく。 しかし地表近くまで来たところで、妻の力が尽きはしないかと心配になってしまった。 そうなると無性に見たくなる。弱りきって足取りもただたどしい彼女の姿が頭から離れない。 妻を愛するあまり、とうとう彼は後ろを振り返ってしまった するとエウリュディケはずるずると後退した。互いに手を伸ばして掴もうとするが、手ごたえは無い。 こうして二度目の死に臨んでも彼女は夫への不平を何一つ口にしなかった。 夫がこれほど自分を愛していたということに不満などある筈もない。 ただ、夫の耳には届かない「さようなら」を言って再び冥界へと落ちて行った オルペウスはもう一度ハデスに嘆願しようとしたが、再び冥界に入ることは許されなかった。 七日間のあいだ座り込んで何も食べずに泣き続けたのち、下界の神は薄情だと嘆いて故郷へ引き上げた。 それから三年、オルペウスは他の女を愛することなく、丘の上で歌いながら過ごしていた。 多くの女たちが彼と結ばれようと熱をあげたが、例外なくはねつけられた。 周囲に青草が生えているだけの野原に彼が座って竪琴の試し弾きをすると、 たちまち木々が飛来して木陰を作り、鳥獣や岩石までもが歌を聴くために集まってくる。 この木々の中にはキュパリッソスやダプネーなど人間が変じたものの姿もあった。 彼がガニュメデス、ヒュアキントス、ピュグマリオン、アドーニスなどについての様々な物語を歌っている時のこと、 トラキアの心狂った女たちがオルペウスを見つけた。 女は、亡き妻以外の女に見向きもしないオルペウスを女性の侮辱者として非難し、石を投げ始めた。 その石は空中を飛んでいる間に歌声と竪琴との調和のよさにうっとりとなって、 このような凶暴な行いの許しを乞うかのようにオルペウスの足元に落ちた。 しかし女たちの攻撃は激しさを増していく。 あらゆる飛び道具がオルペウスの歌声によって無効化されていった。 が、狂乱した女たちの凄まじい叫び声や笛・太鼓などの後が竪琴の音をかき消した。 こうなると、もうオルペウスの歌も聞き取れない。石はもう止まらなかった。 最初に襲われたのは鳥獣たちだった。 まだ歌に夢中で我を忘れていた鳥獣たちは石を避けることも出来ず斃れていく。 女たちは石を投げるだけでなく、少し離れた場所にあった鍬や馬鍬(狂った女たちを見て逃げた農夫が置いて行ったもの)を拾うと、 直接彼を殺したのだ。 オルペウスは殺されるときも歌っていた。歌で相手を感動させることが出来なかったのはこれが初めてだったという。 彼の死を多くの鳥獣や岩石が悼んだ。 木々は、まるで頭を丸めて喪に服しているかのように葉を落とし、河川も自らの涙によって水嵩を増したという。 オルペウスの体はバラバラになり、頭と竪琴はヘブロスの河が受け取った。 河を流れている間に、竪琴は悲しげな響きをたて、オルペウスの舌も悲しげに歌う。 それらは海へと運ばれ、レスボス島のメテュムナの岸へと辿り着いた。 島人はオルペウスの死を深く悼み、墓を築いて葬った。 以来、レスボス島はオルペウスの加護によって多くの文人を輩出することとなったという。 また、彼の竪琴はその死を偲んだアポロンによって天に挙げられ、琴座となった。 だが、バッコスとしてはオルペウスに対する罪を放置してはおけなかった。 自分の祭儀をたたえてくれる楽人がいまくなったことを悲しんだ神は、 オルペウスを殺した女たちを木に変えた後、トラキアの土地さえ捨てたという。 一方、オルペウスの霊は再び地下へ下った。 以前に訪れた経験を生かして冥界を探し回り、エウリュディケと再会を果たす。 もう何の気兼ねもなく、愛するエウリュディケを振り返ることが出来るのだ。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【追加要素】 ・スレで使用する際に当該スレの 1が別途ねじ込んだ設定です。 キャスター、オルフェウスは『現実を知った理想』の象徴。 かつてエウリュディケが死ぬまでは、彼は理想しか知らない楽人だった。 冥土を渡ったとき、彼は現実に直面した。 それでも尚、彼は理想を信じずにはいられなかった。 少なくとも、表面的には。 ……しかし、現実は、理想に縋ろうとする彼の元に、 崩れ去れ、崩れ去れと訴えかけてくる。 最後、彼の歌が届かなかったのは 彼が、理想の限界を悟ってしまったから。 誰も傷つけず、誰も傷つかないまま、誰もが幸せになれる道など、ありはしないのだと。 そんな頼りない、仮初めの平和は…… ほんの僅かな、よくある小さな計算外によって、泡沫のように消えてしまう。 だが、彼は認めたくなかった。 自分が、理想なんてない、と認めてしまえば。 理想を謳った自分の歌は、そのとき、永遠に死んでしまう。 理想が無いと知っていても、現実しかないと知っていても、歌が理想でできている限り、 理想を唱えないわけにはいかないのだ。 理想を歌い、理想を貫き、理想のままに、望んだ結末を手に入れる。 『誰も殺さないまま』、聖杯を必ず、勝ち取ってみせる。 ――――それができてはじめて、色を失った自分の歌は、 本物の輝きを取り戻す。 彼はもう一度、本当の理想の世界を奏でることができるようになる。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 登場歴 七つの家で聖杯戦争・第四次(第三シリーズ) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 【募集系】Fate/Something Order 1 2 たまには安価で聖杯戦争 たまには湖水で心の洗濯(未完) 1 2(~ 157) 3( 921~) 4 【FGO】幕間の物語【鯖鱒wiki】 (2071~2253) ◆iyJ02X80tgyM 短編 閻魔亭より、君にこの歌が届きますように( 639~982)
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幻影と罰 ◆qbc1IKAIXA 長田結花は不幸な少女である。 両親は物心が付く前に亡くなり、彼女を引き取った養父母によって虐待を受けていた。 義理の妹は学校ですら彼女を追い詰め、雪のふる日に化け物となった。 力を得た長田結花は、果たして幸せだっただろうか。 その問は否である。 人を守りたいと告げる木場に同調する一方で、かつての不幸の象徴である人物たちは始末してきた。 胸の内に抱える二面性に悩みながらも、バケモノの力を振るい、追い立てられ、余裕を失っていった。 オルフェノクとなっても彼女は昔と何ら変わらなかった。 彼女を愛してくれる者はいない。 そう思い込むことが、彼女を不幸へと追いやっていたと気づかずに。 □ 月が傾き、夜に紫が混ざりはじめたころ、ロロは同行者である少女に振り向いた。 肩に掛かるか掛からないか程度に髪をまとめた、冷たい美貌を持つ十歳程度の女の子である。 「そろそろ行こうか、美遊」 「はい。ですけど、体の方はもういいんですか?」 「大丈夫。服も乾いてきたし、風邪も引いていないから問題はないよ。君が向かいたかった友達の家に向かおうか」 美遊は首を縦に振る。ロロの目的はもう一人の自分を始末し、あわよくば入れ替わることに変わった。 しかし、もう一人の自分を探すなど、現状では不可能である。 ならば彼女の信頼を深め、始末する準備を整えるのが先決だ。 情報、武器、地形の把握。 やるべきことは多い。ロロは荷物をまとめつつも、冷静に思考を続けた。 そんな時だ。 『誰か近づいています』 カレイドサファイアの忠告に身構える。美遊はとっくに準備をすませ、杖を握りしめていた。 敵か、味方か。 懐中電灯の光を消して、橋にかかる薄れ始めた闇を睨み続けた。 ほどなくして、人影が浮かび上がる。背の低さからして女性だろうか。 ロロは油断なく構えていたが、急に隣の美遊が警戒を解く。 「美遊……?」 「サファイア、もしかして……」 『はい。真理様が教えてくれました、長田結花様と特徴が一致しています』 サファイアが言い終えた瞬間、長田結花と推察された人物ははっきりと姿を見せた。 遠目から見ても、彼女は負傷をしているのがわかった。 服はところどころ敗れ、露出した肌は血で赤く染まっていた。 息遣いは荒く、危うい足取りだ。 「大丈夫ですか?」 美遊が冷静に尋ねると、相手の肩がびくっと震える。 結花らしき女性は何かに怯えているのか、少し後退った。 「あの、長田結花さんで間違いありませんか? わたしは美遊・エーデルフェルトと申します」 「どうして……?」 「真理さんからあなたのことを聞きました。わたしは味方ですので、今はあなたの傷の手当てをさせてください」 美遊は相手を刺激しないように説明を終え、近づいていく。 ロロは黙って成り行きを見ていた。下手に口を挟んで事態をこじれさせる訳にはいかないからだ。 一方、真理と聞いた瞬間に結花がわずかに安堵するが、それでも数歩後ろに下がる。 「長田さん……?」 「近寄らないでください! わ、私は……私は……」 彼女の顔に何かの影が映る。ロロは気のせいかと目を瞬き、結花の顔を覗き込みなおした。 儚げで綺麗な女性の顔だ。見間違いか、とロロは首をかしげる。 一方美遊は何かを理解したように頷いた。 「大丈夫です。真理さんから話を聞いたとき、その可能性も考慮していました」 「……園田さんから。でも、ごめんなさい。私は……もう……」 結花は悲痛な顔を浮かべると、一瞬にして姿を変える。 白い鉄仮面を被ったような、伝説上の生物ハルピュイアを彷彿させる外見だ。 彼女は泣いているかのような掛け声と共に、自分たちの頭上を飛び越えた。 あまりの事態にロロは混乱しかけるが、どうにか踏ん張る。 ここでうろたえるようでは、兄のお荷物でしかないからだ。 「美遊、あれは……」 「オルフェノクでしょう。サファイア、真理さんが知っていた可能性は?」 『ほぼ確定かと。彼女のオルフェノクに対する説明は『人類を追い詰めた怪物』なのに、優しすぎましたからね』 美遊も同意らしい。ロロはあれがオルフェノクか、と認識しながら告げる。 「彼女が味方なら、追いかけないとまずいことになる」 「ええ、あの方向は……」 顔を歪めた彼女を視界の端に、ロロは荷物を担ぐ。 彼女の決意は決まっているだろう。それにオルフェノクの情報は集められるだけ集めたほうが、ルルーシュと合流したときに都合がいい。 「なら早く追いつこうか」 『……よろしいのですか?』 「もとより危険は承知さ」 ロロがサファイアに答えると、美遊は頭を下げた。 結花は変身を解きながら、近くの木にもたれかかった。 気が強く、自分とは正反対の園田真理。美遊は彼女と出会ったといった。 正直彼女に会いたくなかった。 自分はバケモノだ。それだけならまだしも、自分は人を殺してきたし、また殺してしまった。 乾巧がオルフェノクである事実を真理が受け止めたのは知っている。 だけど、結花は巧とは違う。 人を殺すことを明らかに楽しんだ。その報いが回ってきたのだ。 警察に追われ、捕らえられそうになった。 デルタと遭遇し、ルシファーズハンマーを受けた。 きっと裁かれるべきなのだろう。そう自分の命を諦めかけていた。 瞬間、狼のような遠吠えが響き渡る。 同時に急に現れた黒い狼に体を切り裂かれた。 結花は地面を転がり、襲撃者を見つめる。 二足歩行の黒い狼にしか見えない。血のように赤いたてがみが風になびく。 ああ、きっと天罰だ。自分にふさわしい最後がきたのだと、結花は覚悟をする。 「砲射(シュート)!!」 なのに、決意を光が砕いた。 紫のドレスに黒いスカート。露出の大きい背中をマントで隠し、玩具のようなステッキを携える少女が自分の前に立つ。 「ケガはありませんか?」 美遊という名の少女が、助けに入ったのだと理解した。 黒い狼は着弾する前に跳躍し、魔法弾を避けていた。 軽やかな体捌きはオルフェノクでも追いつけるかどうか。 結花はそんなことをぼんやりと思いながら、美遊に視線を移した。 低く唸る獣を前にしても、彼女は落ち着いている。 なぜ、という疑問がまず結花に浮かんだ。 自分は死ななければならない。そして薄汚いバケモノだと彼女に見せたはずだ。 なのに、助けてくれた。 「どうして……?」 疑問が言葉となり、こぼれ出る。 美遊は敵を見据えながら、ステッキをゆっくりと胸の前に持ち上げた。 「わたしの一番大事な友だちなら、絶対あなたを助けに向かいますから」 『来ますよ、美遊様』 杖が喋った瞬間、結花は腕を掴まれて離れさせられた。 美遊が放った光と似たものを、黒い狼が放ったのだ。 いや、まだ両腕に光を溜めている。結花たちは知らないが、あれはポケモンの技の一つ「きあいだま」である。 「長田さん、一つ質問しますが、あれはオルフェノクなんですか?」 「……違うと、思います」 結花の返答を美遊は吟味するかのように頷いた。 黒い狼と距離を取り、結花を降ろす。小さな女の子なのに、すごい力だった。 「ならあれはおそらく……」 『タケシ様の世界からきた生物、ポケモンだと思われます。 彼のポケモン、ピンプクかウソッキーという可能性もありますが、いかがいたしますか?』 「なるべく傷つけないようにする」 美遊はステッキと会話しながら、戦闘態勢を整えていた。 ポケモンとか世界とか結花には理解できなかったが、相手を捕らえる気であるのは理解した。 黒い狼が爪をたてながら襲いかかる。 美遊は一直線に迎撃に向かった。獣の太い腕と少女の細腕がぶつかり合う。 彼女は見た目以上の力を持っているが、それでも人外の相手と正面からぶつかるのは不利だ。 実際、あっさりと弾き返された。結花はそんな不利な戦い方を選んだ理由に勘づいている。 オルフェノクである、バケモノである結花自身を守るためだ。 どうして、なんのために。 頭が混乱しながらも、結花は美優の戦いから目が離せなかった。 南空ナオミは現状が好ましくないことに歯噛みする。 一人で六十人近くの人間を始末できるとは思っていない。 最終目的は元の欧名美術館に戻り、夜神月がキラであることを世間に思い知らせ、婚約者の無念を晴らすことだ。 だからこそ交渉できる相手は交渉し、自らの目的を隠しながら行動を共にして、隙を突いて殺そうと考えていた。 そんな彼女の前に、いかにも『殺してください』と言わんばかりの少女が目に入ったのだ。 やや短絡的だが、減らせるうちに減らしておきたいと思うのが人情。 彼女の肩書きからすると信じられないほど、あっさりと始末することを決めたのだ。 ゾロアークの性能も確かめたかった、という打算もあったため、相手を襲う手段は獣自身に委ねた。 ただ一つ、作戦を秘めさせて。 誤算だったのは、あの少女が一人ではなかったことと、子どもがゾロアークと渡りあえることか。 ナオミの目付きが険しくなる。 まだ顔は見られていない。ゾロアークを退かせ、しばらく時間が経った頃に何食わぬ顔をして合流するという手もありだ。 頃合いを見計らうべきか、と撤退の合図を送る準備をした直後だ。 後頭部に硬い感触を感じたのは。 「動くな」 若い男の声だった。不覚だ。 「私はたまたまここを通り過ぎただけ……と言っても無理よね」 相手は無言で銃を更に強く押し付けた。返答がわりだろう。 もっとも、そんな言い訳が通用するとは思っていない。 「降参よ」 「だったらあのポケモンを戻してもらおうか。彼女からある程度、ポケモンについては教えてもらっている。嘘は無駄だ」 「そう。あの子を退かせるため、口笛を吹かせてくれないかしら?」 「いいだろう。だけど妙な真似をするな。どんな行動を取ろうと、僕のほうが速い」 たいした自信だ。ナオミは大人しく彼に宣言した通り、ピィーっと甲高い口笛を吹いた。 ゾロアークは美遊への攻撃をやめ、こちらに踵を返す。 銃を構えている少年はその行動にも気を緩めていない。できる。 だが、こちらは準備をしていたのだ。ナオミはほくそ笑み、回し蹴りで少年の銃を蹴り飛ばす。 「くっ!」 そのまま逃げようとするが、次の瞬間少年は飛ばされたはずの銃を握りしめ、自分に向けていた。 何をしたかは知らないが、たしかに速い。引き金にかかる指に力が入っていた。 だけど、ゾロアークの『きあいだま』が二人の間に割って入るのが早い。 これで、第一段階は終わった。 「ロロさん!」 遠くの美優の声を耳にしながら、ロロはおのれの迂闊さを呪った。 油断はしていなかった。何らかの格闘技はかじっていただろうと用心していた。 予想通り銃を蹴り飛ばされたが、ギアスで挽回できた。そのまま撃ち殺せるはずだったのだ。 まさか、ギアスの有効範囲が狭くなっているなんて。 いつもなら彼女が持っていた黒いポケモンにも効果は及ぶはずだった。 結局ポケモンの行動は縛れず、攻撃を放たれてしまったのだ。 体力の消耗が激しくなっている時点で、効果範囲も疑うべきだっただろう。 兄ならその可能性に思い至ったはずだ。自分の愚かさが嫌になる。 半ば意地になりながら、煙をかきわけて殺人鬼の女性を探す。 「見つけた!」 黒いライダースーツに包まれた細い腕を思いっきり掴んだ。 間違いない、銃を突きつけたあの女性だ。今度は逃がすものか。 ロロが更に拘束しようとした時、相手の口から炎が走った。 虚を突かれ、頭の中が真っ白になる。ただ、危険を察知して本能で距離を取るだけだ。 地面を転がり火を必死になって消す。いったいどういうことだ。 「砲射(シュート)! ロロさん、火は!?」 「大丈夫……とっさに飛び退いたおかげか、ヤケドはひどくない」 ようやく追いついた美遊に対して強がりながら、敵を観察した。 彼女は両手に光を溜めている。 『あれは……先ほど相手したポケモンの技で間違いありません』 「あの人もポケモンということ……?」 『いえ、今分析の最中ですが、幻影系の魔術に近いものが使われているかと。ならば、あれは先程のポケモンと判断したほうがいいでしょう』 なるほど、とロロはサファイアの説明に納得し、悔しさに奥歯を食いしばった。 知らなかったとはいえ、あからさまな罠に引っかかったのだ。 悔しくないはずがない。 再びあの女に化けたポケモンが、両手に光を作る。足手まといにならないようロロは立ちあがろうとしたが、膝が崩れた。 火炎放射の威力は馬鹿にできない。それに気づいた美遊は庇うためか障壁に力を入れる。 このまま逃げられるのか。 だが、横から白い影が女を突き飛ばし、攻撃は中断される。 同時に女の影が消えて、黒い狼のポケモンへと姿が戻った。 「長田さん!」 美遊を助けに入った存在、オルフェノクに変身した結花に声をかける。 手助けするほど余裕が生まれたのだと安堵したのだ。 一方、ロロは彼女の危うさを感じ取った。精神的に追い詰められているように見える。 そのことを伝えるべきだろうが、傷が痛む。強がったとはいえ、ヤケドの痛みは響くか。 「はぁぁぁぁぁっ!」 表情の見えないはずの彼女は、明らかに鬼気迫っていた。 素早い格闘と身のこなしで反撃を許さず、確実に追い詰めていく。 「長田さん、行きますッ!」 美遊が魔法弾を放ち、ポケモンの動きを止めた。 合間を縫って結花が蹴り飛ばす。ポケモンはたまらず木々を蹴って逃げようとしたが、オルフェノクである結花の方が速い。 気合を込めた叫びと共に、彼女の背中から光の羽が伸びた。 周りの木々を切り裂きながら、ポケモンに迫る。 その瞬間、ロロは目撃してしまった。黒い狼の顔が、人間のように微笑んだのを。 ポケモンは真上に跳躍して、必殺の一撃を避けた。 なのに、ブシュッと液体が噴出する音が鼓膜を叩く。 血に濡れる灰色の怪人の腕に、ロロたちを襲った女の首が落ちた。 いきなりの状況に、殺人鬼の死体が灰になるまで、全員の視線は釘つけになった。 殺される直前、南空ナオミは逃げる準備を整えていた。 結花を発見するまでに、ゾロアークの特性、イリュージョンを知ったのだ。 そしていざというときは自分に化けたゾロアークが引きつけているうちに逃げ出し、再起を図る。 口笛から連なる作戦は、最後の手段であった。 手持ちの戦闘道具を失うのは惜しいが、戦闘能力のある人物を三人相手取るのは分が悪い。 だから最後の手を使った。ナオミはポケモンを意志のない道具としか見ていないためだ。 それが、間違いであった。 ナオミはゾロアークの生い立ちを知らない。 Nに心を許すまで、特性『イリュージョン』により人に追い詰められ、傷ついてきた。 アカギたちによってモンスターボールに手を加えられなければ、ナオミはおろか、他の人間に心を許すはずがない。 だからこそ、自由を与えて敵をひきつけるように指示したのは、彼女の過ちだ。 ゾロアークは結花に追い詰められた振りをしながらも、巧みに攻撃位置を誘導していたのだ。 少しずつ、確実に、反意を抱いていると悟られず。 南空ナオミを殺すため、機会を伺っていた。 ゆえに結花の攻撃の間合いを測りながらも、限界まで引きつけてから跳んだのだ。 結果、結花の刃はナオミの首に届いた。 それを死ぬ直前、彼女は悟った。 だけど、ゾロアークを恨む心はなかった。 こうなって当然、裁きが下ったのだと納得したのだ。 デスノートに人の行動は操れても、心は操れない。 レイ・イワマツを殺された復讐に、関係ない月の恋人を巻き込んで、また六十人近くの人たちに犠牲を強いた。 結局そう考えが行き着いたのは、彼女の心が憎悪に染まった証拠である。 ゆえにこの結末は、キラは報いを受けるべきという彼女の理屈に照らし合わせると、必ずたどり着く答えだった。 今起こった現実の光景に、誰一人反応出来なかった。 確かに彼女は結花を殺そうとしたが、だからと言って殺すつもりはなかった。 どうして、という疑問が頭の中でぐるぐる回る。 『あのポケモンに注意をしてください!』 しゃべるステッキが何かを叫んでいる。意味が頭に入らない。 ボーっと見つめていると、黒い狼は灰の中から赤と白のボールを拾い、脱兎のごとく逃げ出していった。 誰も追いかけようとはしない。結花もどうすればいいかわからなかった。 『気にする必要はありません。これは不幸な事故です。あのポケモンが動いた先に人がいるなど、誰も判断が不可能な状況でした。 それに、殺害をあのポケモンが誘導している節が……』 「サファイア、そこまで」 『……申し訳ありません』 なぜステッキが謝るのか、結花はわからなかった。 人を殺したのは確かな事実なのに、ステッキは悪くないないのに。 「美遊……ちゃん? でしたか?」 「はい」 「園田さんに伝えてください。私に……殺されないようにしてください。探さないでください、と」 美遊は目を丸くした。冷静な印象だったが、意外と表情豊かのようだ。 「あなたたちも、私から離れてください。私は……私は、人殺しのバケモノですから……」 返事を聞かず、結花はその場から必死に離れた。 何も聞きたくない。見たくない。 『この会場に呼ばれた中で、“悪い人”を退治してきて欲しいんです』 意図せず、あの女性の言う通りに動いてしまった。 ただあの子を守りたい。自分を助けようとする子どもだけは、死なせてはいけない。 そう思っただけなのに、運命は許さなかった。 きっと無様な結末が汚れた怪物にはお似合いだろう。 結花は涙が流れているのも気づかず、ただ自分の知っている人たちから逃げ出した。 「長田さん! くっ……」 『申し訳ありません、わたしが迂闊でした』 「サファイアのせいじゃない。きっとなにを言っても、長田さんは引き止められなかった……」 美遊はうつむき、悔しさで体が震えた。 イリヤならどうしたのだろうか、と思わずにはいられない。 一番の親友である彼女なら、何も考えず理屈抜きに感情論で結花を引き止めただろう。 それがわかっているだけ、自分に足りないものを自覚していく。 あの、イリヤが空を飛べた時のように。 「追いかけないのかい?」 ロロが上着を着ながら尋ねてきた。 ヤケドはどうしたのだろうか。 「僕の最後の支給品、やけど直しのスプレーが役に立ったよ。ここまで即効性があるなんてね」 こちらの心を読んだかのように、彼は続けた。 いや、今の自分なら何を考えているのか当てるのは簡単だろう。 ロロはすくっと立ち上がって、デイパックを背負う。 「それで、長田結花さんだっけ? 彼女はあのまま進むと、君を苦しめたバーサーカーに遭遇しちゃうけど……どうする?」 「……放ってはおけません」 美遊は答える。サファイアは判断しかねるのか、黙っていた。 このままバーサーカーのもとに向かうのは自殺行為に近いが、このままでいいはずがない。 結花を見捨ててイリアを探したなど、胸を張って言えるはずがない。 「友達の家に向かうのがまた遅れちゃうね」 「ロロさんは先にそちらに向かってもらえますか? さすがに長田さんとロロさんをかばいながら、バーサーカーから逃げきるのは難しいので」 「大丈夫だよ。ほら」 ロロがそういった瞬間、彼の手にサファイアがあった。 えっ、と驚く美遊の手に優しく返される。 「この力なら、逃げ出す手助けができる。助けに向かうなら、早くしないとね」 掴みどころがないが、ロロの態度に美遊は助けられる。 内心感謝しながら、もう一度バーサーカーの前に立つ決意を固めることにした。 体が震える。傷めつけられた記憶が蘇る。 けど、自分ならきっと乗り越えられる。そう信じながら、一歩踏み出した。 美遊を向かわせることができて、ロロは内心安堵した。 オルフェノクにしろ、美遊の魔法少女にしろ、味方にすると頼りになる力ばかりだ。 兄と違って人心掌握術は不得意だが、印象を良くしておいて損はない。 どちらもこの殺し合いで、兄と共に脱出するための力として申し分ないのだ。 もちろん、彼女たちに気を遣う部分もあるが、優先順位の問題だ。 ロロにとって彼女たちより、兄であるルルーシュが大事であるというだけ。 それに、とロロは冷徹に思考する。 話に聞いたバーサーカーならば、ナナリーや別世界の自分を自然に始末するのに都合がいいのではないか、と。 自らの居場所を奪うため。 充分に幸せを噛み締めたもう一人の自分の立場を奪うため。 都合のいい駒となりうるなら、バーサーカーを利用すべきである。 ロロは冷徹な思考を隠しながら、美遊と共に結花を追った。 月が沈みかけ、空が白み始めた。 ゾロアークは鼻を天に向け、己のトモの匂いを嗅ぎ分ける。 彼の味方はNだけだ。理解してくれるのはNだけだ。 南空ナオミのせいで余計な時間を食った。 だから急がねば。トモの元へ。 【南空ナオミ@デスノート(実写):死亡】 【C-6/森の南東/一日目 早朝】 【長田結花@仮面ライダー555】 [状態]:ダメージ(大)、疲労(小)、怪人態、仮面ライダー(間桐桜)に対する重度の恐怖 [装備]:なし [道具]:基本支給品、不明支給品1~3 [思考・状況] 基本:??? 1:仮面ライダー(間桐桜)から逃げる 2:仮面ライダー(間桐桜)に言われた通り、“悪い人”を殺す? 3:木場さんの為に、木場さんを傷つける『人間』を殺す? 4:自分を知っている人から離れたい [備考] ※参戦時期は第42話冒頭(警官を吹き飛ばして走り去った後)です 【たった一人の 家族/友達 を守り隊】 【美遊・エーデルフェルト@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】 [状態]:ダメージ(小) [装備]:カレイドステッキサファイア@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ [道具]:基本支給品一式、クラスカード(アサシン)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、支給品0~1(確認済み)、タケシの弁当 [思考・状況] 基本:イリヤを探す 1:結花を追いかける 2:ロロと行動 3:凛を始め、知り合いを探す(ロロの知り合いも並行して探す) 3:結花の件が片付いたら、橋を渡って東部の市街地を目指す(衛宮邸にも寄ってみる) 4:真理の知り合いと出会えたら、真理のことを伝える 5:ナナリー・ランぺルージには要警戒。ユーフェミア・リ・ブリタニアも、日本人を殺す可能性があるので警戒。 6:『オルフェノク』には気をつける [備考] ※参戦時期はツヴァイ!の特別編以降 ※カレイドステッキサファイアはマスター登録orゲスト登録した相手と10m以上離れられません 【ロロ・ランペルージ@コードギアス 反逆のルルーシュ】 [状態]:ギアス使用による消耗(中)、半乾きの服 [装備]:デザートイーグル@現実、流体サクラダイト@コードギアス 反逆のルルーシュ(残り2個) [道具]:基本支給品、デザートイーグルの弾、やけどなおし2個@ポケットモンスター(ゲーム) [思考・状況] 基本:この殺し合いを止める 1:ナナリーとロロ・ヴィ・ブリタニアを殺害し、自分の居場所を守る 2:ロロ・ヴィ・ブリタニアを陥れる方法を考える。 3:ナナリーの悪評を振りまく。 4:ルルーシュと合流する 5:殺し合いを止めるための仲間を集める。 6:美遊・エーデルフェルトと行動。衛宮邸に立ち寄りつつ、住宅街を探索 7:『オルフェノク』と『バーサーカー』には気をつける。 8:バーサーカーを利用できるのでは? [備考] ※参戦時期は、18話の政庁突入前になります ※相手の体感時間を止めるギアスには制限がかかっています 使用した場合、肉体に通常時よりも大きな負荷がかかる様になっており、その度合いは停止させる時間・範囲によって変わってきます 【共通備考】 ゾロアークが自分のモンスターボールを持ってNを探しています。 南空ナオミのデイパックがC-6の森に放置されています。 内容は基本支給品と不明支給品0~1です。 【やけどなおし】 使用することでやけどの状態異常を回復できる、即効性の薬。 本来はポケモンのアイテムだが、ポケモン以外でも使用可能。 061 対決~英雄の真髄 投下順に読む 063 淑女のフォークリフトVS仮面ライダー……観客 怪奇蛇男(前編) 時系列順に読む 045 「ナナリー・ランぺルージって奴の仕業なんだ」 美遊・エーデルフェルト 085 Lost the way ロロ・ランペルージ 023 monster. ~愛故の狂気 長田結花 026 その南空ナオミをぶち殺す 南空ナオミ GAME OVER
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闇の実験室 ◆Z9iNYeY9a2 真理とタケシの二人はバーサーカーの脅威からどうにか逃げた後流星塾へと向かっていた。 普通に考えると向かう場所は洞穴なのだろうが真理の向かった場所は山の上だった。 地図に書いてある流星塾は山岳地帯にあったものだが、記載されているそれは洞穴の中にあるように思える配置である。 しかし真理は偶然そうなっていると思い、洞穴ではなく一直線に流星塾へと進行していた。 真理としては当然だろう。彼女にとって流星塾の思い出はとても楽しく、大事であったものであり、洞穴の中にあるべき建物ではないのだから。 だが、たどり着いた場所にあったのは一つの小さな山小屋だった。 「ここがこの流星塾ってところですか?」 「違う…、じゃあ流星塾は…?」 もし草加雅人なら、少なくともこの場にいる草加雅人であれば迷うことなく洞穴へと行ったであろう。 スマートブレインの地下で流星塾を見た彼であれば。そこで見た様々なもの、そしてその場にいた存在を見た彼であれば。 だが園田真理は知らない。彼女にとって流星塾での出来事は楽しかった思い出として刻まれているのだから。 位置を何度確認してもここが流星塾のあるエリアであることには間違いはないはずである。 だが外を見渡してもあるのは山岳の風景のみ。流星塾どころか建築物も見当たらない。 そもそもこの山小屋自体かなり不自然な位置に建っているものなのだが。 (じゃあこれはやっぱり…。でも言い出しにくいなぁ…) タケシはやはり洞穴から行く場所なのではないかということも薄々気が付いていた。 だが、ここに来るまでの間に真理からはその流星塾という場所で過ごした思い出を聞かされていた。 その思い出を話す際の真理の顔がとても楽しそうで、とても輝いているように思えたのだ。 そんな彼女にこの事実を伝えるのは、タケシも躊躇せざるをえなかった。 真理は落胆しつつもあの巨人から逃げてきた後のこの移動で疲れたのか小屋にあった椅子に腰掛ける。 タケシはというともう少しじっくり見たいようで、小屋にあった家具などを物色していた。 無論その最中ずっと真理にどう切り出すべきか考えているようだった。 ずっとこうしていても埒が明かない。 「ん~、どうしたものか…。あれ、グレッグル?どうした?」 ふと気付くとグレッグルは室内にあった棚の前に座ってそれをじっと凝視していた。 棚には何も置かれておらず、特に何かあるようには見えなかった。 「どうした?ここに何かあったか?」 問いかけてみるとグレッグルはタケシの方を一度向き、頬を膨らませた後また棚を見つめた。 何度見ても何かあるようには見えない。 と、その棚を凝視しているとある違和感に気がつく。 「ん?そういえばここの壁…」 一度小屋の外に出るタケシ。 それが違和感の正体が何なのか気付く。 「どうしたの?」 「ここの壁なんですけど、他の場所と比べて妙に厚みがあるみたいなんです」 そう、棚のある一角だけがなぜか他の三角より不自然な厚みがあった。 ぱっと見では分かりづらいが外と見比べるとその違和感はかなりはっきり分かる。 「つまり、どういうこと?」 「ここに何か隠されてるんじゃないかと…」 何かといってもこの場にあるのは棚だけである。 だがこのような場所にあるとすればこの棚自体に何か仕掛けがあるということのはずだ。 何かあるか確かめるために横から押してみたり色々まさぐってみるタケシ。 だが特になにか起こる様子はない。 タケシは棚にもたれかかり考え込む。 「おかしいな…。ここ絶対何かあるんだけど…」 「ケケ」 ふとグレッグルが鳴き声を発し、 その直後だった。棚が突然扉のように横に動いて、後ろの余分なスペース部分が開く。 突然開いたその中に、棚にもたれかかっていたタケシは驚きのまま入り込んでしまう。 「?!何だ!?」 「ちょ…!タケシ!!」 慌ててそこに吸い込まれるタケシを追いかける真理。 グレッグルがその後飛び込んできたと同時にその扉は閉じる。 「……」 訳も分からず呆然とする二人。 だが何が起きたのか把握するにはそこまで時間は掛からなかった。 「これ、エレベーターよね?」 「…みたいですね」 中はあまり広くはなく、何もない空間があるだけだった。 しかし、この空間が下に向けて動いていることは分かった。 しばらくしてまた扉が開くと、そこに広がっていたのは山小屋ではなく、真っ白で小さな空間だった。 行き止まりかと思いつつ壁に手を触れた時、そこが開き薄暗い廊下にたどり着いた。 「これは…どういうことなんですか?」 「分かんない。でも…」 懐中電灯を片手に先頭を歩く真理。 やがてある一つの扉に手をかける。 中は机や椅子が積み重ねられており、床には色々なものが散らかっていた。 足元に気を付けながら、部屋の奥、絵が貼られている壁の前に立つ真理。 「間違いないわ…」 そこには様々な絵があった。多くの人が描かれた絵。男の子と女の子の二人が手を繋いでいる絵。 絵を描いた者の名前はこう記されていた。「園田真理」「草加雅人」 「ここは、流星塾よ」 ◆ ナナリーは流星塾へと向かうために洞穴へと向かっていた。 幸いにもすぐ近くに山道があったようで、そこまでの道もネモの導きのおかげで転んだりすることなく行くことができた。 だが、洞穴内はかなりデコボコしており、車椅子での移動はなかなか困難だった。 時間をかけながらもどうにかたどり着いた奥にあったのは一つの扉だった。 「中には誰かいる?」 『探知機を見る限り、この中にはいないようだ。この山の上に二人いるみたいだな。 まあ気にすることはないだろうな』 マップ上では山の上にいるようだった二人の参加者の反応。確かにこの場から気にする物ではないだろう。 そうナナリーも考える。ただ、念のためにこまめにチェックはするようにしておく。 扉を開けて中に入るナナリーとネモ。 目の見えないナナリーには辺りの視覚情報を得ることはできない。 よってそれはネモに任せる。 「この中の様子ってどうなってるの?」 『確かここは流星塾と言う名前から教育施設とは考えていたが…、どうやらここは学校のようだな』 「学校?」 『ああ、どちらかと言えば昔日本にあった物に近いな。だがそれはかなり前の話のようだが』 辺りに無造作に積み上げられている机こそあるものの、廃校にしては随分と綺麗な廊下である。 (しかしここも学校か…。なぜこの場にはこうも学校が置かれているのだ…?) ネモがマップを見たときから少しだけ思っていたこと。それはこの場に来て疑問となり始めた。 ナナリーの通っていたアッシュフォード学園。さらにそこからそれぞれ反対に離れた位置にある穂群原学園、見滝原中学校も名前からして学校だろう。 そして今いるこの流星塾。 なぜここまで学校が配置されているのだろうか。 学校だけではない。マップ上には参加者の家と思える施設まであった。 間桐、夜神、鹿目、美国、衛宮。 夜神を除くと一人ずつしかその苗字の者はいない。 ついでにNの城というのもある。 ただの民家であるならそこまで重要にはならないはずであるが、学校のこともあわせるとどうも気になってしまう。 何か意味でもあるのだろうか。 (考えすぎならいいのだがな) だがこればかりは実際に行ってみないと分からないだろう。今いるこの場所もそうだ。 『ん?ナナリー!』 そんなことを考えながらナナリーの手にある探知機を見ると、不可解なことが起こっていた。 「どうかしたの?」 『さっきの二つの光点、この建物の中に入ってきているぞ』 山の上にいたはずの二人の参加者はどうやったのかこの流星塾の中に移動していた。 いくらネモでもずっと探知機を見ていた訳ではない。どうやってここまで来たのか、その瞬間を見損ねてしまった。 何らかの瞬間移動の能力を持っているのか、はたまた何かの移動装置でもあったのか。 己の中の油断を呪うネモ。そうこうしている内に光点はこちらに近付いてくる。 「警戒しなくてもいいわネモ。きっと彼らも殺し合いに乗っているわけではないはずよ」 足音はかなり慎重に足を運んでいる。その足取りから辺りを警戒しているのが分かる。 ナナリーの耳には少なくとも危険な人間のものとは思えなかった。 一つ気になるのは足音が三つしていることだろうか。二つは特におかしいところはないが、一つはかなり小さい足音だった。 その小さな足音がこちらに近付いてきた。 その足音はナナリーの目の前で止まる。 『?!何だこいつは?!』 ネモの驚く声が聞こえる。 ナナリーは小さな子供か何かかと思って手を差し出し、優しく声をかける。 「大丈夫よ。私はあなたを襲ったりしないわ」 ナナリーの手にその手が触れるのとさっきの声の主が近付いてくるのは同時だった。 「おい、グレッグル。お前どうし…、あ」 こうしてナナリーはタケシ、真理と出会った。 ◆ 「あの、気を使わなくても大丈夫ですから…」 「いや遠慮しなくてもいいんだよ。こんな足場じゃ危ないだろう?」 ナナリーはタケシに車椅子を押されていた。 盲目で車椅子の少女という姿は真理、タケシに警戒心を起こさせることもなく。 ナナリーからしても声や雰囲気から特に悪い人ではないと印象づけ、おかしな齟齬も生まれることもなく今に至る。 「このグレッグルという子、ポケモンというのですか?」 「なんかそういうみたい。あなた何か知ってるの?」 「ちょっと気になることがあって。私の支給品にこんなものがあったのですが分かりますか?」 そう言ってバッグから取り出したのはプロテクター。 ポケモンという単語が記されていた支給品である。 「あ、これプロテクターだ」 タケシはそれを一目で何なのか把握する。 岩タイプのジムリーダーを勤めていたタケシにとっては重要なアイテムだ。 それを使うことで進化したドサイドンは彼の弟が継いだジムにもいる。 ナナリーは持っていたもう一つの支給品のことも一応聞いてみた。 タケシは知らなかったがそちらは真理が知っていた。 真理はそれを巧の持っていたファイズ強化ツールであることを説明する。 「じゃあこれは真理さんが持っていてください。私が持っていても仕方ありませんし」 そう言ってファイズアクセルを渡すナナリー。 真理としては巧と合流したときのために必要な物であり願ってもないことだった。 だが、同時に真理の中に一つの不安が現れる。 もしかして今巧の手元にはファイズギアはないのではないか、と。 タケシに支給されていたカイザギアもその考えの根拠の一つだ。 カイザギアがここにあるということは雅人や啓太郎の手元にはないということを意味する。 同じように、巧の手元にファイズギアがあるとは限らないのだ。 ではもしかすると、巧は今あの姿で戦っているというのだろうか? 木場や村上のような敵と。さっきのあの巨人のような怪物と。 「あの、タケシさん。そのポケモンという生き物についてもう少し詳しく教えてもらえませんか?」 「そういえば詳しく聞いてなかったわね。この際だから教えてくれない?」 「ああ、そういえば言ってませんでしたね。いいでしょう、このポケモンブリーダー、タケシ。 分からないことがあれば何でもお答えしましょう!さあマリさん、聞きたいことがあればなんでもぎゃ!!」 真理の手を取り熱く語り始めるタケシに毒突きを食らわせ止めるグレッグル。 「あ…、大丈夫ですか…?」 「…だ、大丈夫、いつものことだから…」 慣れとは恐ろしいものだ。 しばらくグレッグルに引きずられていたタケシは間もなく立ち上がって何事もなかったのようにナナリーの車椅子を押し始めた。 ◆ 流星塾の中を回っても特に変わったものは見つけられなかった。 真理の記憶からはかけ離れているほど散らかっているところが多かったものの、過ぎた年月を考えれば当然だろう。 しかしここを掃除する者はいなかったのだろうか?あの日々の後間もなくだれもいなくなってしまったというのだろうか? と、ここまで考えたところで自分があの流星塾とこの場にある流星塾を同じものとして考えていることに気付く。 この場にある流星塾はあくまでこの場にある流星塾だ。いくら似ていようとあの思い出の場であるはずもない。 流星塾をそのままこの場に持ってくるでもしない限り。 やがて真理達が入ったのは理科室だった。 そこは当然何の変哲もないただの理科室である。真理の記憶の中では。 その通り、辺りにあるのは実験器具や人体模型など理科室定番の道具ばかりだ。 当然誰もいないはずの薄暗い空間である。 そしてある机に近付いたときだった。 「えっ?」 机の上においてある電灯に突然明かりが点ったのは。 そして薄暗い中では見えなかったものが目に止まる。 「これは…」 もしこれが本来の、会場に設置されたこの流星塾に通っていた真理であれば分からなかっただろう。 否、推測は立てられただろう。父親から送られてきたそれとそっくりであるこの物体に。 だが、ここにいる真理はそれとかなり似通った物をよく知っていた。 人間居住区に攻め入るオルフェノク達の、あの日大軍で襲い掛かり自分と乾巧を引き離したあの兵士達が装備していたものだから。 机の上で円柱のケースの中で何かの液体に浸かり浮いている物体。 それはスマートブレインの開発したライオトルーパーのベルトに似たものだった。 「これは…、あのカイザとかいう物にそっくりですけど…?」 「スマートブレインのオルフェノク部隊の兵士が使っていたものに似てるわね 試作品か何かかな?」 「もしかしてさっきの時計のファイズっていう言葉に関係があるのですか?」 「これは言ってみればファイズギアの量産型みたいなものなの」 真理としては思わぬ収穫だ。 繋がっているコードを外してバッグに入れようとしたところで真理の腕を掴む者がいた。 グレッグルが真理のその腕を掴んだ。 見ると何だか身震いしているような動きをしている。 「…真理さん、これって普通の人が使ったら危ないんじゃないんですか?」 「まあこれオルフェノク専用の物みたいだし。ただ知り合いに使えそうな人がいるから一応ね」 自分で使うことはできないが、仲間になってくれるオルフェノクがいたときこれがあると少しは戦力の足しになるだろう。 それにベルトについての情報を得る材料になるかもしれない。 と、ここまで言ったところで真理はその知り合いの中にオルフェノクがいるということを言うべきかどうか考えた。 オルフェノクという存在を知らない彼らがオルフェノクかどうかで敵か味方かを判断するとは思えない。 巧はもちろん長田結花、海堂直也のように味方になってくれるだろう者もいるが、オルフェノク側についた木場、スマートブレイン社長の村上が仲間になってくれるとは思えない。 今は切り出しにくいが巧のためにもどこかでタイミングを見て話しておくべきだろうと考えた。 スマートバックルをバッグにしまい、理科室を見て回るが、他におかしなところは見当たらなかった。 ナナリーが持っていた探知機を見せてもらっても周辺には特に人が来る様子はない。 とりあえず理科室を出る三人。 これ以上ここにいても仕方ないと判断した真理は出口に向かいながら二人に意見を聞く。 「ねえ、二人はどこか行きたいところってある?」 本来ならここでしばらく休息をとってから出発するつもりだったが、この散らかりようと薄暗さでは休息はとれないだろう。 ならば人間居住区まで行こうかと思ったが、特にタケシにはこんな所まで付き合わせた事もあり、そっちの意見を優先しておこうというのが真理の考えだった。 「いいんですか?真理さんの知り合いがここに来るってことも考えられますけど」 「あ、そういえばそっか」 タケシに言われてその可能性を考える。 しかしもし巧や啓太郎との合流を考えるのならばここからは遠いがH-3のクリーニング店の方が向いている。 長田結花や海堂直也のような者達などこの場の存在も知っていないはずだ。彼らならむしろ居住区に行くだろう。 ここに来るとすれば雅人くらいしかいない。 ならばこの場にいる意味は薄いと思える。 一応何か書置きくらいはしておこう。一緒に居たくないとはいえあんな奴でも仲間なのだから。 「まあ大丈夫よ。ここに来そうな仲間はあんまりいないと思うし。 ただもしものために伝言残して行くからあの絵のあった教室に寄らせて」 そう、あそこなら雅人への伝言を残しておく場所としては適しているだろう。 通る場所は来た道と同じ場所だ。 何箇所か鍵の掛かった部屋もあったが真理の記憶の中では特に何かあった場所でもないらしいのでそこは通り過ぎることにしていた。 あの謎の染みも今となっては気にするものではない。そのまま三人と一匹は通り過ぎる。 ただ、タケシには、そこを通り過ぎるときにその染みを気にかけるグレッグルが気になっていた。 ◆ 「にしてもここ洞窟の中じゃない! なんでこんな所に流星塾があるのよ…!」 (ああ、やっぱりそうだったんだな) その後最初の教室から出てきた真理は出口へ戻ろうと来た道を戻った。 しかし来た時のようにエレベーターの扉が開かずしばらく立ち往生するはめになってしまった。 だがナナリーの入ってきた場所からなら出られるだろうということで普通の入り口から出たのであった。 洞窟に埋まっているという事実に真理が怒ったのは出口から洞穴に入ってすぐのことだ。 流星塾を出たところでどこへ向かうのかまだ決まっていなかったことに気付く。 「タケシ、ここから近くに休めそうなところってない?」 「それならちょうどいいところが。この滝の下にあるポケモンセンターなんですけど。 ここなら俺の仲間も立ち寄る可能性があるんです」 「あー、じゃあそこでいっか。ナナリーはどうする?」 「滝の下、ですか…。分かりました。私もご一緒させてください」 タケシはもしナナリーが行きたい場所があるのなら優先するつもりではあったのだが大丈夫だったようだ。 そこについてから色々と情報交換すればいいだろう。 真っ暗であった夜も明ける時間は近い。 この深夜に移動詰めだった三人はとりあえずの目的地に向けて出発した。 「ところでポケモンセンターって何なの?」 「ポケモン達の治療や回復ができる施設で、一応我々の休息場所としても適した場所です。 あ、そういえばポケモンについての説明まだでしたね…」 「あー、そんな話もあったわね。まあ向こうに着いてからゆっくり聞くわよ」 「そうですね。ではこのタケシ、ポケモンセンターに着くまでマリさんをエスコートさせてもらいましょう! さあ、その手をこちらに――ぐほっ!!」 そんなやりとりの中、真理の中で一つだけ気になっていることがあった。 雅人への伝言を残すためあの教室に改めて入ったときに気付いたもの。 深く考えはしなかったがほんの少し疑問に思ったそれ。 (あそこの教室の地面にあった染み、あれは何だったんだろ?) 『さっきのあいつのこと、やはり気にしているのか』 ネモが問いかけてくる。自分にしか聞こえない声と今会話するのは控えたかったため頷くぐらいしかできなかったが。 さっきのあの少年は滝の下に落ちていったのだ。もし無事ならそこの近くにある施設にいる可能性はある。 なぜ戦いを仕掛けてきたのか、彼の兄とは誰なのか。もう少し話す時間があれば分かり合えるのではないか。 そういったことも気がかりだった。 『ああ、そういえばあのグレッグルとかいうやつ、意外と面白い能力を持ってるみたいだ』 「え…?」 聞くと、どうもあのグレッグルという生き物があのベルトを押さえたとき、ネモも一瞬何かを感じ取ったらしい。 見えたわけではないのではっきりとは分からないが、危険なものだったというのだ。 偶然かもしれないがネモは何か予知に近い能力を持っているのではないかと推測している。 いや、それ以上にもしそうだとしたら、 『あのベルトはあの二人が思っている以上に危険なものなのかもしれんな』 ナナリーの中の不安が大きくなる。 あの二人は悪い人ではない。まだ出会って間もないがナナリーにはそれがはっきり分かった。 そんな彼らが危険な目に会う。それは嫌だった。 だが何と言って説明すればいいのか。そもそも確信もないことを言って大丈夫なのだろうか。 『ナナリー、こういうことでは私が手を貸すことはできない。 もし力のことを言うのも自由だ。だが後悔することはない選択をしろ』 それっきりネモは話しかけなくなった。 何か考え事でもしているのだろうか。 あの謎の少年、真理の持っているベルト、そしてアリスや兄達の捜索。問題は多い。 向かう先に何があるのか。ネモのギアスは何も示さない。 【B-6/洞穴付近/一日目 早朝】 【園田真理@仮面ライダー555 パラダイス・ロスト】 [状態]:疲労(少)、身体の数カ所に掠り傷 [装備]:Jの光線銃(4/5)@ポケットモンスター(アニメ) [道具]:基本支給品一式、支給品0~2(確認済み)、ファイズアクセル@仮面ライダー555、スマートバックル(失敗作)@仮面ライダー555 [思考・状況] 基本:巧とファイズギアを探す 1:ポケモンセンターへ行く。 2:タケシと同行。とりあえず今は一緒に行動。無駄死にされても困るし…… 3:怪物(バーサーカー)とはできれば二度と遭遇したくない 4:巧以外のオルフェノクと出会った時は……どうしよう? 5:名簿に載っていた『草加雅人』が気になる 6:イリヤと出会えたら美遊のことを伝える 7:並行世界? [備考] ※参戦時期は巧がファイズブラスターフォームに変身する直前 ※タケシと美遊、サファイアに『乾巧』、『長田結花』、『海堂直也』、『菊池啓太郎』、『木場勇治』の名前を教えましたが、誰がオルフェノクかまでは教えていません しかし機を見て話すつもりです ※美遊とサファイアから並行世界の情報を手に入れましたが、よくわかっていません 【タケシ@ポケットモンスター(アニメ)】 [状態]:疲労(少)、背中や脇腹に軽い打撲、身体の数カ所に掠り傷 [装備]:グレッグルのモンスターボール@ポケットモンスター(アニメ) [道具]:カイザギア@仮面ライダー555、プロテクター@ポケットモンスター(ゲーム) [思考・状況] 基本:ピンプク、ウソッキーを探す 1:真理、ナナリーと同行。ポケモンセンターへ向かう。 2:ピンプクとウソッキーは何処にいるんだ? 3:サトシとヒカリもいるらしい。探さないと! 4:菊池啓太郎と出会えたらカイザギアを渡す 5:イリヤと出会えたら美遊のことを伝える 6:『オルフェノク』って奴には気をつけよう 7:万が一の時は、俺がカイザに変身するしかない? 8:並行世界? [備考] ※参戦時期はDP編のいずれか。ピンプクがラッキーに進化する前 ※真理から『パラダイス・ロスト』の世界とカイザギア、オルフェノクについての簡単な説明を受けました ※真理から『乾巧』、『長田結花』、『海堂直也』、『菊池啓太郎』、『木場勇治』の名前を教えてもらいましたが、誰がオルフェノクかまでは教えてもらっていません ※美遊とサファイアから並行世界の情報を手に入れましたが、よくわかっていません 【ナナリー・ランペルージ@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー】 [状態]:健康 [装備]:呪術式探知機(バッテリー残量7割以上)、ネモ(憑依中) [道具]:基本支給品 [思考・状況] 基本:殺し合いを止める 1:ポケモンセンターに同行する 2:とにかく情報を集める 3:人が多く集まりそうな場所へ行きたい 4:ルルーシュやスザク、アリスたちと合流したい 5:ロロ・ランペルージ(名前は知らない)ともう一度会い、できたら話をしてみたい 6:自分の情報をどこまで明かすか…? [備考] ※参戦時期は、三巻のCODE13とCODE14の間(マオ戦後、ナリタ攻防戦前) ※ネモの姿と声はナナリーにしか認識できていませんが、参加者の中にはマオの様に例外的に認識できる者がいる可能性があります ※ロロ・ランペルージ(名前は知らない)には、自分と同じように大切な兄がいると考えています。ただし、その兄がルルーシュであることには気づいていません ※マオのギアス『ザ・リフレイン』の効果で、マオと出会った前後の記憶をはっきりと覚えていません ※ネモを通して、ルルーシュら一部参加者の名前を知りましたが、まだ全ての参加者の名を確認していません ※園田真理、タケシとはまだ名前しか名乗っていません。 【ネモ@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー】 [状態]:健康、ナナリーに憑依中 [思考・状況] 基本:ナナリーの意思に従い、この殺し合いを止める 1:とにかく情報を集める 2:参加者名簿の内容に半信半疑。『ロロ・ランペルージ』という名前が気になる 3:ロロ・ランペルージ(名前は知らない)を警戒 4:マオを警戒 5:ポケモンとは何だ? [備考] ※ロロ・ランペルージの顔は覚えましたが、名前は知りません ※ロロ・ランペルージを、河口湖で遭遇したギアスユーザーではないかと認識しています ※アカギは、エデンバイタルに干渉できる力があるのではないかと考えています ※琢磨死亡時、アカギの後ろにいた『何か』の存在に気が付きました。その『何か』がアカギの力の源ではないかと推測しています ※参加者名簿で参加者の名前をを確認しましたが、ナナリーにはルルーシュら一部の者の名前しか教えていません ※マオが自分たちの時間軸では既に死亡していることは知りません ※ナナリーに名簿に載っていた『ロロ・ランペルージ』の名前を教えたかどうかは後続の書き手にお任せます 【スマートバックル(失敗作)@仮面ライダー555】 花形がオルフェノクの王に対抗するため製作した変身ベルト。 オルフェノクが使用することでライオトルーパーへと変身できる。 というのは完成品の話。 こちらは花形曰く失敗作であり、変身は不可能。 人間であれば装着するだけで死亡、オルフェノクであってもダメージを受ける危険物となっている。 ※流星塾の絵が掲示してある部屋に草加宛の真理の書置きがあります。 064 夢の残滓 投下順に読む 066 悪夢→浸食~光の影 時系列順に読む 030 ばーさーかーとのそうぐう タケシ 075 少女地獄 序章 園田真理 036 The Third ナナリー・ランペルージ
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DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー×仮面ライダー555 プロローグ:(The) end justifises the mean Chapter:1 使徒再生~What s Your Name~ Chapter:1 使徒再生~What s Your Name~(2) コメント欄 感想・意見等はこちらに オルフェノクって綴り Orphenoch ではありませんか? -- 大山田広重 (2013-01-23 21 28 48) 名前 コメント
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【名前】 ミューズギア 【読み方】 みゅーずぎあ 【登場作品】 仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド 【分類】 専用装備 【所持者】 仮面ライダーミューズ 【詳細】 仮面ライダーミューズが所有する武器あるいは変身ツール一式の総称。 使用者はオルフェノクへ限られている(特殊なケースもある)。 劇中ではミューズフォン、ミューズドライバー、ミューズエッジの機器が該当される。
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【ドラクエ】ドラゴンクエスト ラスボス強さ議論スレ2 1:2011/04/21(木) 12 46 13.23 ID JOkGvUOV0 S ダークドレアム A DQ5エスターク ピサロ エッグラ、チキーラ 完全体エビルプリースト B デスタムーア 破壊神フォロボス 結界ラプソーン エルギオス C グランゼニス 神竜 オルゴデミーラ デュラン グランドラゴーン アスラゾーマ ジェノシドー D 闇ゾーマ シドー 神様 ゼニス セレシア マスタードラゴン金 ギスヴァーグ 真・竜王 サイコピサロ E 竜神王 竜王 ゾーマ デスピサロ ミルドラース F ラプソーン マスタードラゴン銀 G ルビス 竜皇帝バルグディス マリナン H DQ4エスターク 冥府の帝王ガーディス ドーク 魔王ジェイム ムドー バラモス ハーゴン 暗黒皇帝ガナサダイ ゲマ イブール ジャミラス グラコス I グレイナル 闇竜バルボロス バラモスゾンビ ドルマゲス ゾーマズデビル ブオーン 次元龍 ジェノダーク J ベリアル バズズ アトラス バラモスブロス キングヒドラ ヘルバトラー ギガデーモン エビルプリースト ジャミ ゴンズ ズイカク+ショウカク ギュメイ将軍 ゲルニック将軍 ゴレオン将軍 修正、追加 Iゾーマズデビル(魔王クラス) H冥府の帝王ガーディス(MBVでゾーマ、ドレアム以下、大魔王たちに封印された、冥府の帝王=地獄の帝王、戦闘BGMが『邪悪なるもの』他の魔王と一緒にクィーンピサロに使われる。) Aピサロ(DQ4勇者より強い、1人で完全体エビプリも倒せる、MBVのムービーで3番手扱い、MBVでドレアム以外の大魔王を操るなど。注:MBVゲーム内設定はカードゲームでは無く召喚機設定) Eデスピサロ(マスドラ銀以上) Eミルドラース(マスドラ銀を超える魔王、DQ5エスターク以下) Hゲマ(イブール以上) D、Fマスタードラゴン(エスタークに勝つ、白銀の巨竜=マスドラ、金はキャラバンハートで竜王、ギスヴァーグより上、マスドラは金と銀の2種類で強さが違う、銀は竜神王と竜王、ラプソーン以下) 真・竜王、ジェノシドー、アスラゾーマ、サイコピサロは取り合えず1ランクずつアップ I次元龍、ジェノダーク(魔王クラス、世界、エリア支配無し) 前スレ ttp //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/ff/1298950259 [cache] 2:2011/04/21(木) 12 57 49.99 ID p3pFVpFQO ウィンナー10本でご飯一杯はいけるぜ 3:2011/04/21(木) 14 32 19.12 ID xb1Kfo6AO また、ラスボスとスレタイに掲げておいて、ほとんどラスボスについては語らないスレか 4:2011/04/21(木) 16 24 32.39 ID WVE/yIWBO 前スレはゾーマとドレアムどちらが強いか語るようなものだったな 1のドレアムSに文句つけてそれに対して反論の流れになると予想 5:2011/04/21(木) 20 36 13.67 ID BEcCWhwD0 以降王者の剣を砕くのに3年かけたバカの言い訳 6:2011/04/21(木) 20 37 19.95 ID jbaFW3vsP ところでドラクエって皇帝は不遇な扱いなのは何故だろう 強さでも 神龍(龍神王)>竜王>龍皇帝バルグディスだし ワイトキング>デッドエンペラーだし 暗黒皇帝ガナサダイも弱いし 7:2011/04/21(木) 20 49 21.71 ID 8GCdFSDuO ゾーマとドレアムの話しかしないからもう要らないよ 8:2011/04/22(金) 00 08 22.54 ID Sucn+xHz0 バトルロードカードのドレアムかっこええ バトルロードやらないのに中古で買っちまった えっ?小島ゆきお!?そんなの関係ねぇーw 9:2011/04/22(金) 07 26 14.15 ID Z+dRif/G0 ↑あっ!小島よしおだったw 10:2011/04/22(金) 08 13 28.52 ID wiE4xXzT0 設定と数字を合わせた総合評価だと1のランキングですでに完成してると思う 個人的にはジャミラスをIに下げてHにゲモンを追加して欲しい。 後は設定のみのランキングと数字的な強さのみのランキングとラスボスのみのランキングを 作れば良いんじゃないか? 11:2011/04/22(金) 10 54 49.37 ID Z+dRif/G0 俺はジョーカーやバトルロードやっていないから 正直1のランキングは今一つ納得できないな。 エッグラとチキーラがグランゼニスや竜神王よりも強い(wとか たとえ何か根拠があるにしても違和感が拭えなくないか? そもそもジョーカーやバトルロードといった外伝作品を含めるのは いたずらに混乱を招くだけだから止めたほうが良いと思う。 ゾーマとドレアムの強さを巡る泥仕合なんてその最たるもの。 12:2011/04/22(金) 11 19 09.68 ID ureSSzB9O 俺はエッグラ、チキーラは全ての始まりとか、時間を超越してる感じでドラクエの一世界の神よりは上のイメージだな。 13:2011/04/22(金) 13 02 37.22 ID Z+dRif/G0 12 なるほど。そういうイメージなのか。 確かに「卵が先か?鶏が先か?」というテーマで 終りのない議論しているもんね。w 14:2011/04/24(日) 13 49 07.08 ID fC/1CMVQ0 エッグラとチキーラが高すぎるからググったら ただの中ボスの雑魚だった件 6厨はきめえな 15:2011/04/24(日) 14 58 16.54 ID jzlqNpGdO 14 エッグラとチキーラは4だよ 16:2011/04/24(日) 16 17 14.07 ID S/li66GS0 エッグラとチキーラって思いっきり裏ボスなんだけど 17:2011/04/24(日) 16 46 08.38 ID 5KRxI/Rs0 それを言うなら神竜とかもだろ テンプレの 18:2011/04/24(日) 17 49 36.83 ID Ocnxv9Lw0 テンプレが何か色々おかしい ピサロとかデスタムーアが過大評価されすぎだろ ピサロなんて闇ゾーマ以下でいい ムーアはラスボスの中で最強クラスだからまだわかるけど 実績的には一時的に神超えしたオルゴに劣るしせいぜい同ランクが妥当 19:2011/04/24(日) 18 21 45.31 ID 3PESgoyN0 ゾーマは全然大したことはやってない 地上制圧はバラモスに任せて自身は地下世界に引き篭って王者の剣を3年掛けて砕いていただけ 20:2011/04/24(日) 21 23 36.18 ID S/li66GS0 デスピサロは他のラスボスと同格か下でも良いと思うけど、ピサロはマダンテ使えるし 闇ゾーマより強いだろう。 21:2011/04/24(日) 22 34 43.48 ID FZdJNAaM0 早速、設定上の強さなのかゲーム上の強さなのか ごっちゃになってるな 22:2011/04/25(月) 01 03 56.90 ID bTpB6Q+U0 神竜もランク高過ぎ 設定面でも神様やグランゼニスみたいに最高神、創造神ではないし ステータス面でも裏ボスとしては弱い方なのに 23:2011/04/25(月) 01 29 17.62 ID sxUlOOUm0 DQMJ2Pによる龍族の序列 マスタードラゴン>神龍>グレイナル>バルボロス>竜神王>竜王>白竜王 24:2011/04/25(月) 08 00 22.12 ID lo89U/Lu0 21 設定上の強さって同じゲーム内の裏ボス>ラスボス、ドレアム>他のラスボス ぐらいしか確実と言えるものが無いので、他作品を比べる場合はゲーム上の強さも参考にして 考察して行くしかないんじゃないか? 設定の強さ(分かる範囲で考察)+ゲーム上の強さ+他作品と比べた場合の強さ+本編以外も情報が有れば採用 総合評価だとこうして考えるしかない。 ゲーム上の強さで考えたいなら、裏ボス、ラスボス強さ議論スレがあるからな そこでは特定の信者とか関係無しに全RPG含めて強さ議論された結果ですでにランク決定済みなので 裏ボス、ラスボス強さ議論スレからドラクエボスだけを抜き出して並べれば完成する、 ここでの特定ボス信者の擁護合戦より、公平な評価だしな。 設定の強さだって確実に分かるのはムービーで描写が有るドレアム>他のラスボス ぐらいで、その他のボスに関しては不明で議論終了って事だろ、 それをランク付けしようってスレなんだから、考察対象になるものがあるなら それらを総合して考えないと始まらないだろ。 あと作品によって格付けが変わったりしてるのでその場合は違う評価の作品を 比べて総合的に判断するしか無い。 25:2011/04/25(月) 09 00 43.05 ID lo89U/Lu0 ゲーム上の強さはすでに議論されて決定されてるのでこれを採用。 取り合えず評価対象の一部として考えてこれに設定的な強さや他の面を考慮して 考えていこうぜ。 各ボスの最高順位を採用、ラスボススレのランク基準は裏ボスのランクの一段階下扱いで並べた。 (裏ボススレのCはC、ラスボススレのCはDとして評価) A ダークドレアム C 神様 永遠の巨竜 E+ 闇ゾーマ E 真グレイナル エスターク エッグラ チキーラ グランドラゴーン 竜王 シドー デスタムーア F+ オルゴ・デミーラ ギスヴァーグ F 四精霊 デスピサロ ミルドラース F- ドーク エルギオス G+ ラプソーン エビルプリースト G ガルマッゾ 数字的な強さはこれで決まり、特定のボス信者同士で争うここでの評価より ドラクエ以外の他作品も含めたうえで議論されて決められた評価の方が説得力がある。 参考元 裏ボススレ A [ダークドレアムLv99(代表)(DQ9)(D:パラガ、A:主MAX、A+:自力攻略、S:すれ違い通信、B+:マルチプレイ、情報420万本)] C 神様(DQ7-隠1)(情報417万本))、永遠の巨竜(DQ8)(C:8連戦、D:単体、情報361万本)) D ダークドレアム(DQ6)(D+:20T以内、情報320万本) E ☆[真グレイナル(DQ9)(D+~C:超おたけび連続、情報420万本)] エスターク(DQ5・SFC(情報280万本)) エスターク(DQ5・PS2)(情報161万本) 、エスターク(DQMJ(情報151万本)) エッグラ チキーラ(情報127万本) エッグラ チキーラ(情報117万本) 、 (グランドラゴーン(DQ3・GBC-隠2))(情報75万本) F (四精霊(DQ7-隠2)(情報417万本)) ラスボススレ D+[闇ゾーマ(DQ3・FC)] [闇ゾーマ(DQ3・SFC)] D竜王(DQ1・FC) シドー(DQ2・SFC) 、 デスタムーア(DQ6・DS) D-シドー(DQ2・FC)、デスタムーア(DQ6) E+オルゴ・デミーラ(DQ7)(ギスヴァーグ(DQMC-後)) E デスピサロ(DQ4・PS) 、 ミルドラース(DQ5・PS2) E-ゾーマ(DQ3・FC)、ドーク(DQM2)エルギオス(DQ9) ゾーマ(DQ3・SFC) F+デスピサロ(DQ4・FC)、ミルドラース(DQ5・SFC)、暗黒神ラプソーン(DQ8) 竜王(DQ1・SFC) (エビルプリースト(DQ4・DS-ch6)) Fガルマッゾ(DQMJ) デスピサロ(DQ4・DS) 26:2011/04/25(月) 22 38 59.66 ID J4oyNH/I0 25 いっちゃなんだがFCのゾーマがミルドラースやラプソーンより上とか 懐古補正が入ってるとしか思えないな どう考えてもFCのゾーマはラスボスの中では最弱 27:2011/04/26(火) 02 28 21.05 ID TF8LaOGV0 エッグラとチキーラが生命の始まりっていう設定あるの? 28:2011/04/26(火) 02 47 35.83 ID izWWaGRDO 世界樹の花を簡単に咲かせたり出来るのは凄いかも、その花でロザリー生き返るし、 生命の始まりと関係あるかも知れない。 強そうなGピサロの身ぐるみ剥いでくのも恐ろしい。 29:2011/04/26(火) 08 20 00.28 ID eXKNcemw0 26 確かにFCゾーマは歴代最弱だな。 ミルドラースも弱パターンになると歴代最弱級。 逆にラプソーンは普通に進めると適正クラスの強さ。 エルギオスも大体ラプソーンと同じくらい。 30:2011/04/26(火) 21 12 15.79 ID v3f61yWn0 6以降のラスボスはマダンテがあるから、初見だと予測しづらいよな 31:2011/04/27(水) 11 39 09.34 ID irnnDNyt0 ダイの大冒険の大魔王バーンとかも考察して見たいんだけど、 だれかダイの大冒険のキャラクターパラメータの最終版の情報持って無いかな? こんな感じの奴 クロコダイン レベル34 力381 すばやさ257 体力332 賢さ154 運200 HP888 MP0 攻撃力515 守備力400 32:2011/04/28(木) 01 02 23.15 ID 3TjkpVGq0 31 そのステータス捏造じゃないか 本当は 力158 すばやさ33 体力251 賢さ25 運30 HP515 MP0 攻撃力208 守備力81 ダイのステータスは3が基準だから6以降のインフレ魔王には勝てんだろ 33:2011/04/28(木) 12 58 45.43 ID +U7833bv0 ヒュンケル レベル:36 HP 371 MP 0 攻:219 守:127 34:2011/04/28(木) 13 05 56.75 ID gY3mGKHXO ピサロがAってw ならドレアム一人で6のキャラ達はなに? 35:2011/04/28(木) 13 10 43.19 ID gY3mGKHXO 一人で倒せす 36:2011/04/28(木) 14 45 45.36 ID gY3mGKHXO 基本的にドーピングすれば主人公一人でラスボス、裏ボス倒せる 9のレベル99魔王か、竜神王かFCの闇ゾーマ(賢者やぶとうかなら倒せる)が一番きついだろうな 37:2011/04/29(金) 06 59 31.28 ID 9l4eyMnh0 闇ゾーマで主人公ソロで苦戦するのは主人公が弱いからなんだけどな 38:2011/04/29(金) 11 04 28.98 ID MTNFOL960 3のキャラはレベル50あたりから ほとんどステータスが成長しなくなるからな 39:2011/04/29(金) 13 16 34.87 ID C28EtZ9M0 大魔王バーンは3基準のインフレ前ステータスのダイに倒されるって事は 数字的には4~5のラスボスか裏ボスくらいのステータスかな? 設定的にはイメージ的にゾーマと被るのでゾーマと同レベルだと思うな ヒャド系のゾーマ、メラ系のバーンで互角のイメージ。 40:2011/04/29(金) 15 00 51.69 ID oXrU8jvz0 確かに、作品時期的にもゾーマとバーンの潜在スペックは同じに見える ただ、バーンらがオリハルコンを砕くことを除いたとしても、バーンの強さと理想に対する飽くなき渇望で、最終的な能力値は優ったんじゃないか 闇の衣という光の玉と対を成すブーストがあれば滅びはしないだろうが やっぱり、エスタークとドレアムは関係あるよな 兜などのデザインも近い ドレアムはエスタークの夢の姿、究極の進化系なんじゃないかと思う もしくは、エスタークを核とした破壊と殺戮の悪夢の具現 そうでなきゃ、デスタムーアのあらゆる攻撃がノーダメという圧倒的な差は納得いかない デュランはドレアムの力の一部じゃないかとも思っちゃうよな エスターク=テリー説なら、かなり因果がループしてるが…… 41:2011/04/29(金) 18 49 40.41 ID /PgX2p6VO 37 へ?ぼーずにくけりゃなんとやらか? ドレアムなんか3勇者一人でレイプ出来るけど? http //www.youtube.com/watch?v=G7kmMBk5A0I 赤目ドレアムはどんだけ弱いんだよw ドレアム厨は知ったかが多いのが前スレで判明したからな ゾーマ派は常に余裕に溢れている しかしドレアム厨は焦っている 理由はドレアムの強さがどんどん下降しているからである 特にプロでは笑えない程にあまりにも弱い ゾーマ様のかませにすらならん ゾーマ様のマダンテで一撃だっ一撃 http //pita.st/n/fjmrsy34 次作ではさらに弱虫になっているだろうな ざまあw 42:2011/04/29(金) 18 54 21.10 ID eIz3BdYW0 41 こいつ頭おかしいのか? バトルロードは上手いことやればその3勇者で全ての大魔王撃破可能なんだが 43:2011/04/29(金) 18 57 07.19 ID /PgX2p6VO 外伝を認めないとか何様?開発者にでもなったつもり? 3>>>>>6 強さも人気も 勇者一人でドレアムレイプ出来る それが現実 外伝認めないとか開発者に逆らう愚か者は6の再々リメイクで、3勇者が現れてドレアムしゅんさつしないと認めないの? そもそも本気ドレアムってなによ?去年リメイクされたけどオリジナルと対して変わらんつよさだし リメイクでも完敗を認めてるしな あれが限界らしいよ 44:2011/04/29(金) 18 58 13.47 ID /PgX2p6VO 42 頭おかしいのは37だろ 死ねよてめえ 厨房くせえんだよ 45:2011/04/29(金) 18 59 37.95 ID /PgX2p6VO 42 42(しに)死にされ 46:2011/04/29(金) 19 00 38.91 ID eIz3BdYW0 いや、だからね その外伝で普通に3勇者一人で全ての大魔王に勝てるって言ってるの ちなみにお前の理論で言うならデスタムーア>>>>>>>ゾーマは確定 外伝作品であるDQM1でデスタムーアは大魔王の中で一番強い発言あったしな 47:2011/04/29(金) 19 07 14.44 ID /PgX2p6VO 37にも言えよな 筋通せよ腐れが 48:2011/04/29(金) 19 53 00.50 ID /PgX2p6VO 46 見苦しいぞ バトルロードでも闇ゾーマには勇者一人では勝てない 光の玉を使わなきゃ勝てない あと頭おかしいとか余計な煽りはやめとけ 49:暴君ヴァルバトーゼ ◆VARUzolmPk :2011/04/29(金) 20 16 02.96 ID eIz3BdYW0 48 自分だって煽ってるくせに何を そして俺の何が見苦しいのか詳しく そっちが外伝を考察すると言うからこっちも外伝の話を出したまでだ まさか自分の都合のいい場合だけ外伝がー外伝がーって抜かすわけじゃないだろうな? 50:2011/04/29(金) 22 27 54.32 ID FVgHUaFb0 また始まったよ、水と油の戦いが。w 51:コテ野郎I:2011/04/29(金) 23 07 13.07 ID 78L0ACY/0 描写の強さか、ステータスの強さかで全然順位が変わると思います。 52:2011/04/29(金) 23 19 52.99 ID D26Z/0Kq0 全然荒れてなかったのに例のゾーマ厨が来た途端これだよ・・・・・ もうこのスレに来ないで欲しい ただの荒しじゃん 53:コテ野郎I:2011/04/29(金) 23 21 40.62 ID 78L0ACY/0 ステータス面ではデータを比べれば、すぐにわかりますよね。 調べ方は知りませんが・・・。 やっぱり描写面でガチンコファンバトルになるんでしょうか? 54:コテ野郎I:2011/04/29(金) 23 37 42.59 ID 78L0ACY/0 ラプソーンは何故「灼熱」ではなく「激しい炎」なんでしょうか? 確実に第1形態だと思いました。 第1形態にしても火力不足だと思いました。 55:2011/04/30(土) 00 17 34.87 ID 1wj2RTtt0 ゾーマはあくまでも王道でかっこいい魔王の鏡であって 最強ではないと思う 56:2011/04/30(土) 02 54 01.83 ID zyiHYmN8O 52 連レスIDは即NG推奨 57:コテ野郎I:2011/04/30(土) 08 58 40.45 ID s4yZ6eQh0 55 たしかにゾーマ「凍える吹雪」、ダークドレアム「輝く息」ですもんね。本来のゲームだと。 魔王の王道でゾーマ以上はいませんよね。 58:2011/04/30(土) 15 00 31.57 ID n40beccE0 57 FC版のゾーマは弱い吹雪(6以降で言う凍り付く息)も使うよ 59:あぼーんN:2011/04/30(土) 18 01 25.93 ID s4yZ6eQh0 58 そうなんですか、勉強になりました。 本来のゲームだと単純なステータスでは完全にダークドレアム>ゾーマですね。 闇ゾーマでも対抗できそうなのは、攻撃力くらいですよね。 外伝だとモンスターズではダークドレアムの方が強い。 DQ9、バトルロードはやってません。すみません。 設定や描写面からくらいしか、ゾーマに勝ち目はないと思います。 まあカリスマ性は個人的にはゾーマが上だと思いますが。 60:2011/04/30(土) 19 43 16.82 ID UtmLZH6R0 凍り付く息ww 61:あぼーんN:2011/04/30(土) 20 38 25.39 ID s4yZ6eQh0 体感的には「神さま」が一番強かったです。 62:2011/04/30(土) 22 53 59.40 ID psvVBBCa0 俺は神様で苦戦した記憶がないなぁ そんなに強かったっけ? 個人的には職業にもよるけど最初の山賊が苦戦したw 63:2011/05/01(日) 03 41 08.98 ID o2HjV0Ow0 総合ランキング(設定の強さ+ゲーム内の強さ+数字的な強さ+本編以外の設定や強さなどを総合的に判断、ボス以外も可) S ダークドレアム A DQ5エスターク ピサロ エッグラ、チキーラ 完全体エビルプリースト B デスタムーア 破壊神フォロボス 結界ラプソーン エルギオス C グランゼニス モンスター爺さん 神竜 オルゴデミーラ スライバ デュラン グランドラゴーン アスラゾーマ ジェノシドー D 闇ゾーマ 大魔王バーン シドー 神様 ゼニス セレシア マスタードラゴン金 ギスヴァーグ 真・竜王 サイコピサロ E 竜神王 竜王 ゾーマ デスピサロ ミルドラース オン・ゾ・エーグ 邪獣ヒヒュルデ、ヒヒュドラード オムド・ロレス F ラプソーン マスタードラゴン銀 闘神レオソード G ルビス レティス(ラーミア) 竜皇帝バルグディス マリナン H DQ4エスターク 冥府の帝王ガーディス ドーク 魔王ジェイム ムドー バラモス ハーゴン 暗黒皇帝ガナサダイ ゲマ イブール グラコス ゲモン I グレイナル 闇竜バルボロス ガルマッゾ ムーン ジャミラス バラモスゾンビ ドルマゲス ゾーマズデビル ブオーン 次元龍 ジェノダーク J ベリアル バズズ アトラス バラモスブロス キングヒドラ ヘルバトラー ギガデーモン エビルプリースト ジャミ ゴンズ ズイカク+ショウカク ギュメイ将軍 ゲルニック将軍 ゴレオン将軍 タイムマスター K バズウ サムシン デアゴ タッツウ 修正、追加 D大魔王バーン(ゾーマと同レベル、ダイのキャラクターパラメータもDQ3基準) Hゲモン(ジャミラスの上位版) H→Iジャミラス Jタイムマスター(時間を止めれるが【時の砂】が凄いだけで本人は小者) F闘神レオソード(設定的にオムド・ロレス以下、レティスを従えてる設定なのでレティス以上は確実) Gレティス(ラーミア)(レオソード以下、ゲモンとジャミラスが怯えて逃げる描写があるのでゲモン以上) Eオムド・ロレス(レオソード以上の設定) E邪獣ヒヒュルデ、ヒヒュドラード(支配してるブランパレスにベリアルが出てくるためベリアル以上は確実、取り合えず追加裏ボスなのでオムド並み?) Kバズウ、サムシン、デアゴ、タッツウ(精霊、バズウ>サムシン>デアゴ>タッツウ) Iガルマッゾ Cスライバ(ゾーマが壊すのに3年掛かったオリハルコンを溶かすスラきちと同レベル) Eオン・ゾ・エーグ(破壊の化身と名乗る大魔王、スライバの強さからして意外とスラもり勢は強い) Iムーン(スターキメラだがラスボス) Cモンスター爺さん(一応ラスボス、ゴールデンスライム・しんりゅう・ローズバトラーを従えている) 64:あぼーんN:2011/05/01(日) 04 18 27.76 ID iOGdqENj0 長くなります。すみません。 62 「神さま」の本当の恐ろしさはお笑い系でハメられる点です。 山賊もそうですが、DQ7のボスは見かけでだまされるため、体感的な強さが 上がるのだと思います。 63 大変でしたね。お疲れ様です。 でも、ダイはコミックスのパラメータに「竜の紋章が浮き出るとこの数倍パワーUPする」って書いてありましたよね? ヒュンケル等も「光の闘気」で大幅に戦闘力が上がります。 長時間スーパーハイテンション状態と考えると、バーンはもうちょっと上に行くのではないでしょうか? 65:2011/05/01(日) 05 02 21.43 ID OXfoAgS80 63 それ信者の声の大きさランキングな 66:あぼーんN:2011/05/01(日) 05 07 59.86 ID iOGdqENj0 65 どうもすみません。 マジメに読んで損しました。 でも、多分スクエニの人たちはダークドレアム押しそうじゃないですか? 自分DQ8までしかやっていませんが。 67:2011/05/01(日) 07 18 02.92 ID 25Nt18Yk0 9やればわかるが一番強いのは竜王、ドレアム、エスタークのどれか ゾーマは経験値だけ高いカモ どうしてカモなのかというと、使う属性が氷だけなので対策しやすい しかも高レベルでもマヒャドを使う ためるのような補助行動ばかりで攻撃回数が少ない 低レベルの間は眠り攻撃が効くからただのサンドバック ぶっちゃけ中堅いくかどうかのレベル。 取り得はタフさと素早さで基礎能力だけは高いというだけ。 68:2011/05/01(日) 13 51 14.46 ID dG1varb3O 設定上は竜王>ゾーマじゃなかった? ゾーマ→闇の力を極める→アスラゾーマ 竜王→怒りによる真の力→真・竜王 とか見ても、血統と才能は竜王が上回るように見える アスラゾーマ>闇ゾーマ≧真・竜王>竜王>ゾーマかもしらんが 世界を 信仰宗教で崩壊:ハーゴン 闇に包む:ゾーマ、竜王 作る:ムーア ほぼ消滅:デミーラ だと、後半の方が凄いと思う 空間をも引き裂くムーアさんは評価されるべき 69:きもちわるいなまえらんK:2011/05/01(日) 14 53 10.80 ID iOGdqENj0 67 最新作のDQ9がそうなら、スクエニの人もそう考えているんでしょうね。 70:2011/05/01(日) 16 16 49.73 ID MNxXCl7p0 69 ゾーマ厨が反論しそうなことを予め書いとく 最新作ならプロ~ だからドレアムは雑魚 プロなんて枠システムのせいで強さなんて矛盾だらけなのにね そもそも本物の魔王かどうかも怪しすぎる 71:めずらしいきちがいD:2011/05/01(日) 16 29 47.08 ID iOGdqENj0 70 なるほど。 まあ本来のゲームで比べるのが筋ですよね。 ゾーマニアの人に誤解のないように何度もいいますが、カリスマ性はゾーマ>ダークドレアムだと思います。 ダークドレアムは最強のアンタッチャブルなイメージです。 72:2011/05/01(日) 17 14 18.40 ID MNxXCl7p0 そのゾーマのカリスマ性ってのもいささか疑問なんだけどねw 確かにドラクエを最初にやったのがFCやSFCの人にとっては当時はかっこよかったのかもしれない あの台詞とか厨二って言葉で痛いと言われずに済んだ当時の子供には痺れるかもしれない でもPSとかDSとかでドラクエ始めた人にはゾーマ=カリスマ高い、じゃないんだよね 外伝とかもゾーマって中堅クラスだしさ それに比べて同じSFCが初登場のドレアムは外伝でもOPとか色々扱いがいいわけで 公式での人気ランキングでも堂々の1位だし カリスマ性もドレアム>ゾーマだと俺は思う 個人的にも、公式での扱いでも、公式によるランキングでもね まぁ昔の世代の人にとってはカリスマ性はゾーマ>ドレアムなんだと思うけどね そんな俺はドラクエ初プレイはテリワン 次に7のぎりゆとり回避世代 もちろん3はプレイ済み 73:めずらしいきちがいのししょうE:2011/05/01(日) 17 23 39.81 ID iOGdqENj0 72 自分はDQ5(SFC)からですので、ゲマに存在感を食われている大魔王よりは、 はるかにカリスマ性を感じます。 (ちなみに高校生のとき「今で言うゆとり教育推進派」でした。ごめんなさい☆) まあ大魔『王』と破壊と殺戮の『神』ですからね。 カリスマ性については、おっしゃるように世代によっては変わると思いますが、 さすがに戦闘力についてはどう考えてもダークドレアムに軍配が上がるとは思います。 というか、どうすれば勝てるんでしょうか? 74:2011/05/01(日) 17 31 54.37 ID MNxXCl7p0 73 SFCドレアム VS SFC闇ゾーマなら計算上ではドレアム有利と出てるよ プロではゾーマ有利なのは認めるけど、完璧に負けてるわけではない 原作 ドレアム テリワン ドレアム イルルカ ドレアム 設定 ドレアム ジョーカー2ドレアム 9 ドレアム 公式が調べた人気 ドレアム プロ ゾーマ これは確定事項ね どう反論してもこれが現実なので変えられない てか、ミルドラースにカリスマ感じる人は世代とか関係なくいるのだろうか?w 主観で悪いんだけどさw 75:めずらしいきちがいのししょうE:2011/05/01(日) 17 35 07.65 ID iOGdqENj0 74 本当はエスタークにやられないのに、ボコられる噂がありましたからね。 ミルドラースの最大の被害者はデスタムーアです。 76:2011/05/01(日) 17 36 12.91 ID MNxXCl7p0 ちなみに個人的にカリスマがあると思ってるのはデスタムーアかオルゴデミーラ 性格とか台詞じゃなく、沢山の有能な部下を従え尊敬されてるカリスマ性を評価してる 台詞だったらオルゴとかあれだしw 77:2011/05/01(日) 17 43 23.78 ID iCfsEp4WO あんま関係ないけどバトルロードの最終章で出た大魔王カードのレアリティは 1/800 ドレアム 1/400 シドー、ゾーマ、デブソーン、エスターク 1/200 竜王、デスピサロ、ムーア、オルゴ だったな レアリティ高いの所に使えるor強いのが固められてた デブが400だったのは意外だったが 78:2011/05/01(日) 17 56 33.26 ID iCfsEp4WO 77はミルドが抜けてたが1/200 エルギはゲームの特典だったな ちなみに俺は初プレイが7発売前にやったテリーでその後6→5→その他て感じでやった 今は全部やったが初プレイで強いと思ったのはDISK1オルゴ、ムーア、ドレアム、5エスターク、ミルド、シドーかな 後者2名は主に回復ウザいの意味だけどw ムーアは爺モードにすら苦戦する中でプレイ順の関係上2回変身するのも知ってたから軽く絶望した 79:めずらしいきちがいのししょうE:2011/05/01(日) 17 57 51.47 ID iOGdqENj0 本来のゲームでの体感的な強さならゾーマにも勝ち目あるかもしれませんね。 自分は事前情報あったんですが、FCから事前情報なしだと闇ゾーマとガチでやる可能性があります。 一方、ダークドレアムは主人公側も強いですから、意外と全滅しないと思います。 80:めずらしいきちがいのししょうE:2011/05/01(日) 18 41 20.58 ID iOGdqENj0 連投すみません。 78 自分は体感的にはデスタムーア>ダークドレアムでした。 事前情報なしで、裏ダンジョン行き方分からなくて、大分強くなってしまったため。 81:2011/05/01(日) 18 51 20.65 ID MNxXCl7p0 79 それもあるよね よくドレアムは2ターンで倒せるとか言われてるけどさ、基本主人公側が強すぎるからね 戦闘中に入れ替えできるのは当然として、ステータスとかも だって闇ゾーマの攻撃500クラスで3の主人公は防御MAXで200近いダメージ食らうのに対して、6主人公勢は守備力高めてもドレアムの800クラス(バイキルト込み)で200らへんだもん しかも職業や装備で自動回復が闇ゾーマ以上にえげつないし 82:2011/05/01(日) 18 57 36.98 ID MNxXCl7p0 ちなみに俺は初プレイの体感で感じた強さは ダーマ付近の山賊>デスタムーア>99ドレアム>神様>闇ゾーマ>ダークドレアム>オルゴデミーラ>その他 いあ、ネタじゃなくてレベル上げもせずに進んでたから山賊のところは詰んでた 83:2011/05/01(日) 19 04 51.95 ID 25Nt18Yk0 ドレアム99もレベル上げしないと積むよ。 てか、しても戦術がアレだと無理。 84:2011/05/01(日) 19 10 55.04 ID MNxXCl7p0 83 7の時と違って9する時には情報がたくさんあったからねw 7の時は攻略本を手に入れるのも大変だったw お小遣いが低かったからねw 85:2011/05/01(日) 19 27 38.07 ID 25Nt18Yk0 まぁ9はネットも攻略情報のひとつに数えられてるからね 7の山賊ってそんなに強かったっけ?一回で倒したから記憶にない むしろ終盤近くで出てきたヘルクラウダーの方が 86:2011/05/01(日) 19 29 52.88 ID MNxXCl7p0 85 職業はもちろんのこと、レベルも上げて無くてねw 確か、レベル12で挑んだ記憶があるw 87:2011/05/01(日) 19 31 19.87 ID MNxXCl7p0 メラミ覚えてあっけなく倒せた時はわろたよw 88:2011/05/01(日) 19 45 52.77 ID MNxXCl7p0 てかさ どの作品を参考に強さを決めていくか議論しない? 個人的は外伝ではない9を押す 原作で話すと竜王とかシドーとかシステム的に弱くならざるを得ないわけで かと言ってモンスターズ、とくにジョーカー系列は枠システムのせいで矛盾が生じるし どこかのレスで見たけど、設定では竜王>ゾーマと書いてあったから、それなら9では矛盾しないんだよね 89:2011/05/01(日) 19 51 33.27 ID xqcmwu/V0 ぜんぜん話が違うけど むかし闇ゾーマに「バイキルト」と「スカラ」両方かけて 『鬼ゾーマ』とか言って時たま遊んでたな(それでも倒せるけどね)w FCかGBCか忘れたけど自身が放つ「いてつくはどう」で 「バイキルト」と「スカラ」の効果も消しちゃったのは笑ったけどww 90:2011/05/01(日) 19 54 55.99 ID xqcmwu/V0 89 あっ、もちろんルカニやべホマなんて使用しないよ 91:2011/05/01(日) 19 58 52.99 ID 25Nt18Yk0 俺も闇ゾーマにバイキルト掛けて遊んだな 9だとバイキルトなんて必要ないくらい攻撃力が上がったが しかしドラクエの通常攻撃ってのは基本サービス行動だったのに 8の裏ボスから一気に通常攻撃が脅威になったな 92:めずらしいきちがいのししょうE:2011/05/01(日) 20 17 12.00 ID iOGdqENj0 88 自分も正典(ナンバリングタイトル)最新が基準なのがいいと思います。 まあ、自分はDQ9やっていないんで、DQ8までの意見しか述べれませんが。 76さんのおかげで、確実にゾーマ>ダークドレアムな項目に気づきました。 『指導力・統率力』です。 ダークドレアムは他の魔物のことなんてエサくらいにしか思っちゃいません。 まあ、部下が必要ないっちゃあ、それまでなんですが。 93:2011/05/02(月) 01 33 08.64 ID /Dr78EQl0 88 枠別で強さ決めたらええだけ ゾーマ>>>>>>>>>>>>>>>>>その他 ピンサロ>>>>竜王>>>>>>>>>その他 DDはオワコン DDは弱い 94:2011/05/02(月) 01 35 23.51 ID /Dr78EQl0 ここでDD厨がいくらわめいてもムダ 肝心のゲーム内で弱すぎる 説得力が無い 95:2011/05/02(月) 01 39 38.02 ID /Dr78EQl0 これのどこが強いんだよ 笑劇の弱さじゃねーかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww http //dora3.net/joker2/monsuta_pro/1396.html ▼基本情報 位階 396 系統 あくま系 RANK SS 枠数 1(サイズS) 武器 剣,ヤリ,オノ,つえ 出現 ▼スキル 神聖 [詳細] ▼特性 AI1~2回行動 [詳細] れんぞく(3回攻撃) [詳細] カウンター [詳細] 強者のよゆう [詳細] ▼耐性 マヒによわい ヒャドをはんげん こんらんをはんげん メラを無効 デインを無効 ドルマを無効 ザキを無効 ダウンを無効 ルカニを無効 ボミエを無効 ▼ステータス成長限界 [HP] 760 [MP] 300 [攻] 900 [防] 620 [早] 640 [賢] 600 [計]3820 96:2011/05/02(月) 03 15 09.53 ID ZPom0q2R0 と暗愚が申しております 97:2011/05/02(月) 09 30 22.75 ID vkhZkzyF0 ダークドレアム HP16572/MP255/攻撃力1567/守備力915/すばやさ560 行動回数3回 通常攻撃 メラガイアー はやぶさ斬り かがやくいき バイキルト スカラ あやしいひとみ しんくうは(Lv.5~) いてつくはどう(Lv.10~)れんごく火炎(Lv.16~) まじん斬り(Lv.28~) マダンテ+MP全回復(Lv.57~) これのどこが弱いんだ?wwwwww 98:2011/05/02(月) 11 04 01.81 ID CVUtALl6O ダークドレアムとゾーマしか知らないバカが多いようで何より 99: 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/02(月) 11 09 43.44 ID x277ga3Z0 DQMJ2Pでも戦略、戦術的に考えるとドレアム>>>ゾーマだと思うけどな ドレアムは連続持ちだし、すてゼロ要因として使えるけど、ゾーマは本当に役立たずになってしまった 使ったら分かるけどHP少なすぎて一番最初に落とされるのがゾーマ、一方 ドレアムはすてゼロで攻撃を受けないし、実際に使っていてドレアムのすてみで何度もゾーマ倒したわ ゾーマはカモ。 DQMJ2Pは1対1で考えても無意味だし、戦術で考えた場合はゾーマよりもドレアムの方が優秀。 強者のよゆうも良く槍玉に挙げられるけど、強者のよゆうが発生する可能性が有る2ターン目 行く前にすでに相手のゾーマは1ターン目で落とされてるってのが現実。 100:2011/05/02(月) 14 43 53.54 ID vNr37ObkO 97 真空波、魔神斬り、Lv57からのパターンCとかサービス的なのは結構あるんだよね まあ隼、瞳みたいな強行動もあるし何よりステが異常だから余裕で3強だけど 一番無駄が無いのはやっぱ竜王か
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autolinkTOP>【お】>長田結花 長田結花 (おさだゆか) 分類4【人称】 ジャンル2【仮面ライダー関連】 仮面ライダー555ホームページ http //www.tv-asahi.co.jp/555/ 桜林女子高に通う女子高生だったが、雪の日誤って階段から転落。 命を落としたあと、クレインオルフェノクとなって復活した。 生前に、家族から虐待され、同級生から虐められていた結花。 心の底で人間を恨んでた為、感情を抑えきれずしばしば人間を襲った。 直也が好きで、啓太郎から惚れられるといった、三角な設定。 演じる加藤美佳は、おもいっきり好みのタイプ。 「遊んであげるわよ。たっぷりとね」は名台詞だ。 登録日 2006/04/30 【お】一覧 お【「・・・お」】 花魁 往診ドクター事件カルテ 大江戸捜査網 大阪城 大阪城ホール 大阪人 大滝警部 大滝秀治 大野克夫 岡田彰布 オカルト 沖一也 起きて半畳、寝て一畳 オギノ式 沖野ヨーコ お好み牛玉丼 長田結花 教える 押し車 押しピン オダギリジョー 大人買い 大人の対応 踊る大捜査線 お兄ちゃん! おにぎりせんべい おニャン子クラブ お姫様だっこ おみやさん 思惑 オヤジぃ。 おらしんのすけ 折鶴の結花 オルフェノク 俺たちの勲章 俺たちは天使だ オレたちひょうきん族 オロナミンC おんぶおばけ 隠密同心 ■ トップページへ移動 ▲ このページ上段に移動
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無限に広がるこの宇宙の中、ぽつりと輝く蒼い惑星。 数え切れない程の命を宿した、存在自体が奇跡の塊。 だけれど、これだけの命を内方するには、この惑星は少し小さ過ぎる。 溢れ返って“億”を超えた命は、ちっぽけな事ですぐに争う種族だった。 些細な事でいがみ合い。他者を信じず疑い合い。 それでも続く生命の連鎖。 さぁ、この運命に巻き込まれた不幸な生命よ。 ――小さな惑星(ほし)の、話をしよう―― ACT.7「開幕・転校生」 大都会……と言えば見栄を張った様に聞こえるだろうか。 夜の海鳴市、それも駅周辺の市街地ともなれば、人が多いのは必然。 仕事から帰路へと着いたばかりの大人。夜の街を楽しむ若者。 一人一人の胸の中には、一人一人の思いがある。人の数だけ、人生がある。 そんな何処までも続いてゆく人の流れに身を任せて、男は歩いていた。 「お馬さん……お馬さん……」 小声で歌を口ずさみながら、ただただ歩き続ける。 デニム生地の服を好んでコーディネイトしたのであろう、20代半ばの青年であった。 彼の名前は海堂直也。定住所無し、定職無しの極々一般的なフリーターだ。 別に何処へ行きたいとか、何をしたいとか、そういう目的は存在しない。 今生きている事自体が、奇跡。それだけで十分。それだけで幸せなのだ。 だから海堂は、残されたこの命を有意義に使うと決めた……のだが。 彼に何か夢があるのかと問われれば、そんなものは無いと答えるしかない。 ――否。夢が無いと言えば嘘になる。性格には、夢が“あった”のだ。 「カーッ! やっぱアレだな。迂闊に夢なんて持つもんじゃねぇわな」 海堂は、やるせなさを含んだ声色で呟いた。 星一つ満足に見えやしない夜空を見上げて、伸びをする。 若い頃から夢を追いかけ続けた彼は、とある事故で夢を挫折した。 挫折してしまった夢は呪いの様に、一生彼自身を縛り続ける。 そしてその呪いは、夢を叶える事でしか解く事は出来ないのだ。 夢を追いかけ続けて、それ以外を見て居なかった彼に学歴等がある訳も無い。 残った物は、挫折した夢と、それに費やし、浪費してしまった時間のみ。 と言っても、今更定職に就くつもりも無いし、それだけのやる気も無い。 どうせこの命は老い先短いのだから、その日暮らしで十分だった。 『ピロリン♪』 「あん?」 不意に聞こえたのは、携帯のカメラ音。 同意の元で取られる写真であれば海堂自身も望む所だ。 だけれど、同意も無しに取られた写メは、不愉快でしか無い。 突然自分の顔に向けてシャッターを切った少年を、きっと睨みつけた。 派手な赤のジャケット。茶髪の短髪。体中に身に纏ったアクセサリ。 典型的な今時の若者。そんなイメージを抱かせる少年だった。 「何じゃお前はいきなり。俺様ぁ確かに男前だが、知らない少年にまで写メられる覚えはねえぞ!」 「ハハッ、それだよそれ! その間抜け顔! もっと馬鹿そうな顔してよ、ほらほら!」 「なっ、おまっ、お前今間抜けっつったな! 俺様に向かって間抜けっつったな今!」 これには海堂、カチンと来た。 穏便な事で有名な海堂直也様も、黙っている訳には行かなくなった。 これはアレだ。社会の厳しさを知らない今時の少年君に、教えてやらねばならない。 海堂直也という青年を怒らせたら、とんでもなく恐ろしい事になるのだという事を。 ――といっても、今の海堂に出来る事などたかが知れているが。 「どうやらイマドキの少年君は知らないようだから言っとくがぁ、俺様ぁアレだ。 怒らせたらそりゃあもうとんっでもなくヤバい事になっちまう事で有名な――」 「アハハッ、それくらい知ってるよ。あんた、オルフェノクになれるんだろ?」 「……あ?」 つい先刻までふざけた態度を取っていた海堂が、一瞬にして固まった。 この少年、ただの不愉快極まりないガキかと思っていたが、そうではないらしい。 自分に絡んで来たのも、その正体を知っているから。その過去を知っているからだ。 だからこそ、彼は自分に声を掛けて来たのだろう。 「……何だっつうんだよ、お前。言っとくが、俺ぁ今更人を襲ったりする気はねぇぞ」 「そうなの? つまんないなぁ……それでもオルフェノクなの?」 「うるへー。俺ぁ残った時間を人として生きられりゃあそれだけで満足なんだっつうの」 オルフェノクの王はもう死んだ。 人として生きると決めた、誰よりも心根の強い男によって倒されたのだ。 それが意味するのは、“オルフェノクの未来が閉ざされてしまった”という事。 性質の悪い病原菌の様に蔓延するオルフェノクが救われる事は、永久になくなったのだ。 だけれど、海堂はそれで良かったと思っている。それが正しい未来なのだと、確信している。 オルフェノクになってしまった者は可哀相だが、大人しく死の運命を受け入れるしかないのだ。 だから海堂も、残り少ないこの命、善良な“人間”として全うすると誓った。 アイツらが……海堂の仲間達が、命を賭けて守った“人間の未来”を。 オルフェノクなんかに閉ざされてしまうのが、何よりもたまらなく嫌だったから。 それが海堂が人として生きる道を選ぶに至った要因の一つでもある。 「まぁいいけどさ。僕はあんたに忠告しに来てあげたんだよ」 「忠告だぁ? 俺ぁ訳の分からんイマドキの少年君に忠告される覚えなんざこれっぽっちもねえぞ」 「そうかな? 忠告される覚えは無くても、誰かに狙われる覚えなら結構あるんじゃない?」 「……んな事知るかっちゅうの! 俺ぁもう何も知らん。知らんったら知らんのだ!」 それだけ言って、海堂は再び歩き出した。 もうあんな与太話に付き合うのはうんざりだ。 確かに海堂には、裏切り者のオルフェノクとしてスマートブレインに狙われた覚えがある。 だけれども、オルフェノクを支配していた者はもう皆死んだ。村上も木場も、もう死んだのだ。 結果として、スマートブレイン上層部は総崩れ。上級幹部集団・ラッキークローバーも崩壊。 オルフェノクを支配する制度は完全に崩れ去り、今ではオルフェノク側の組織力は皆無と言っていい。 そんな現状で未だに海堂が付け狙われる覚えなど無いし、そんな事は考えたくも無かった。 「オルフェノクの王!」 不意に。 歩き出した海堂を引き止める様に、背後の少年が叫んだ。 何故あの少年がその言葉を知っている。何故よりにもよって自分にその言葉を言った。 自分があの時、オルフェノクの王が撃破される時、あの場所に居た事を知っているから……? この言葉には海堂も反応せざるを得ない。ぴくりと表情を動かして、ゆっくりと振り向いた。 刹那、携帯のカメラをこちらに向けて、シャッターを切る少年。 「あ、やっぱり反応した! あんたの行動、想像通りで面白いね!」 「ケッ、振り向いて損したわ! 胸糞わりぃなチクショウ! とにかくだ、俺ぁもう関係ないの! 下らん話で俺の貴重な時間を裂くなバカモン!」 不快だ。不快極まりない。 この少年が何者なのかは知らないが、海堂は今遊ばれている。 どうせ正体はオルフェノクだとかスマートブレインの関係者だとか、そんな所だろう。 それならそれでこちらからも関わる気はないから、向こうからも関わって欲しく無かった。 だけれど、物事はそう海堂の思い通りには行かない様で。 「復活するかもね。オルフェノクの王」 「……何だと? おい、お前今何つっ――」 振り向くが、そこに既に少年の姿は無かった。 あるのはただ、流れに沿って歩く人の群れのみ。 海堂だけが人の流れの中にぽつんと取り残されていた。 「――何だっつうんだよ……」 ◆ ある日の朝の出来事であった。 朝の日差しが差し込む教室の一角。 話題は一つの噂で持ちきりとなっていた。 「転校生かぁ……どんな子なんだろうね」 「噂ではその転校生、すっごいお金持ちらしいよ」 「ほら、学校にリムジンが停まってるでしょ」 アリサとすずかが、立て続けに言った。 今日から転校生が来る、という話は知っていた。 それは先生からも聞かされていたし、今更驚く話でも無い。 だけど、どうやらその転校生は只者ではないようで。 大富豪だとか。執事付きだとか。凄く大人らしいとか。 そんな何処から得たのか分からない情報が跋扈していた。 さて、果たしてその転校生とやらの実態は―― 「もう知ってる人もいると思うけど、今日から新しいお友達がこのクラスにやってきます!」 そう時を待たずして、その瞬間はやって来る。 すぐに始まった朝のホームルームで、担任の先生がそう言った。 ざわめく教室。期待に胸躍るクラスメイト達。なのはもまた、その例外では無い。 どんな人なのかな、とか。友達になれるかな、とか。 思う事は沢山あった。 「それじゃあ、紹介しますね。入っていいわよー?」 担任の女教師が、廊下に居るのであろう転校生に声を掛けた。 向こう側が見えない白濁とした窓ガラスの奥で、影が揺らめいた。 後になってなのはは思う。もうその時点で気付くべきだったのだと。 影が、可笑しい事に。何て言うか、サイズが可笑しい事に。 ガラガラ! と音を立てて、教室のドアが開け放たれた。 「「「―――――ッ!!!」」」 転校生が、現れた。 教室の空気が、固まった。 一同、唖然。圧倒的、唖然。 次いで、騒然。教室の空気がどよめいた。 「え……あれ本当に小学生!?」 「いやいや、中学生でもあり得ないでしょ!」 「高校生くらいならまだあり得そうな外見だね」 「皆落ち着いて! これは罠よ! きっとあれは新しい先生なのよ!」 「じゃあ誰だよあの後ろのじいさんは! 副担任か何かか!」 「あ! さてはアレじゃね? 転校生は二人いた的な」 「馬鹿なの!? どう考えてもあり得ないよ!?」 クラスの生徒たちが、一斉に声を荒げた。 話題の焦点は皆同じ。転校生の外見について、だ。 まずはその身長。目測だけでも、180を越えている事は分かる。 次に、その服装。校則を一切無視した、真っ白の学ラン。 極めつけは、転校生本人ではなく、その付き人だ。 黒のスーツをきっちりと着込んだ白髪の老人なのだが……。 「……な、何やアレ、ツッコミ待ちか! ツッコミ待ちなんか……!?」 「落ち着いてはやてちゃん! きっと後ろの人は執事さんか何かなんだよ!」 「百歩譲って執事は認めたる。やけど……アレは小学生では明らかに無いやろ!」 「失礼だよ、はやて……!? もしかしたら、凄く身長の高い10歳なのかも……」 はやての言葉に、フェイトが慌ててツッコミを入れた。 フェイトとしてもはやてと同意見なのだろうが、やはり直接言いはしない。 突っ込み所が多すぎて、何処から突っ込めばいいのか分からないのは皆同じだ。 外見的に明らかに設定に無理がありますよとか。後ろのご老人はどちら様ですかとか。 その制服は何処で売っていますかとか。ちょっと着て来る制服間違ってないですかとか。 言いたい事は山ほどある。なのはもはやてもフェイトも、その気持ちは共通しているのだ。 というか出来る事なら生徒からではなく、先生の口からハッキリその旨を伝えて欲しかった。 「俺の名前は神代剣。神に代わって剣を振るう男……そして、全ての頂点に立つ男だ!」 反応に困る一同を他所に、転校生が自己紹介を始めた。 神代剣。神に代わって剣を振るうとは、何と大仰な自己紹介であろうか。 当然、未だ頭を整理し切れていない生徒一同にまともな対応が取れる訳が無く。 言われた言葉がそのまま通り抜けて行ったみたいに、一同揃ってポカンとしていた。 「何だ、嬉しくて言葉も無いか! 可愛い奴らだ!」 黙り込む生徒一同を見て何を思ったのか、剣は得意げにのたまった。 彼の頭の中には、自分がこの困惑の渦の原因であるという自覚は皆無らしい。 そんな神代剣に対して、先生は冷静に言った。 「はい、それじゃあ高町さんの隣の席が空いてるから、そこに座ってね」 「えっ……ちょ、私の横ですか!?」 「問題無いですよね、高町さん?」 「え……あの……は、はい」 にっこり笑顔で微笑む先生に、なのははそれ以上言い返せなかった。 道理で今朝からなのはの隣の席が空いていると思っていたが、まさかこの複線だったとは。 隣の席に座ると言う事は、必然的に隣に座る自分が慣れない転校生に色々と教えたりしなければならない。 別に神代剣を避けている訳ではないのだが、自分で大丈夫なのだろうか、という不安は拭い去れなかった。 だけれども、ここで此方から歩み寄るという努力を怠ってはならない。 なのはは笑顔を浮かべ、隣の席に座った剣に話し掛けた。 「えっと、剣君……でいいのかな? 私は高町なのは。よろしくね!」 「ああ、俺は神代剣だ! これから宜しく頼むぞナノハーヌ!」 「なっ……、なのはーぬ!?」 そんな波乱に満ちたホームルームも終わり、時は流れて昼休み。 なのは達は授業中から休憩時間まで、色々と剣の世話をしていた。 こんな事を言っては失礼だが、外見的に剣はどう見ても小学生には見えない。 それ故に、他の生徒も剣に近寄ろうとはしなかった。というか近寄り難かった。 当然だ。僅か9歳、10歳の少年少女が、得体の知れない大人に自分から話し掛けに行く訳がない。 今日と言う一日、剣は結局終始なのは達と時間を過ごす事となったのであった。 「――それでね、剣君。ここの焼きそばパンがすっごく美味しいの!」 「何だナノハーヌ! 君もここのヤキ・ソーバを食べていたのか!」 「うん、最近は割と毎日ね。剣君、もしかしてもう知ってたの……?」 「ああ、その焼きそばパンを売っているのは、俺の親友だからな!」 屋上へと続く階段を上りながら、他愛ない雑談を続ける。 話題は自然な流れで最近話題の「焼きそばパン」へとシフト。 焼きそばパンの話題を始めると同時、剣の足取りが目に見えて軽くなる。 元気良く階段を上って行く剣の姿は、ともすれば小学生の様にも見えた。 そして勢い良く、屋上のドアを開け放つ。 「天道、カ・ガーミン! 新たな友達を連れて来たぞ!」 同時、元気良く叫ばれたその言葉。 焼きそばパンを食べていた生徒達と、二人の男の視線が釘付けになる。 剣の後ろを歩いていたなのは達は、少しばかり恥ずかしく思った。 周囲の視線を否応なしに集めてしまう、剣の行動が。 「お、おう。よく来たな、剣……って、新たな友達?」 「あ、こんにちはー。剣君のクラスメイトです」 「ああ何だ、剣のクラスメイト達か」 剣の後ろからなのはがひょっこりと顔を出した。 最早顔馴染みとなった加賀美が、納得した様子で頷く。 ……だけれど、やはり納得出来ない事があった様で。 剣となのは達の顔を交互に矯めつ眇めつした後で―― 「剣のクラスメイトだってええええええええええええええええッ!?」 木霊する加賀美の絶叫。 それと同時、嘆息するなのは達。 やはり加賀美としても、疑問点はなのは達と同じらしい。 どう考えたって子供な訳がないのに、それについて言及した所で、 「あぁ! 俺は超一流の家庭教師から最高の帝王学を学んできたが、ショ・ミーンの 小学校でも頂点に立つことにした! この謙虚な心こそ、ノブレス・オブリージュ……!」 剣の誇らしげな言葉の前には、どんな疑問を無意味。 そもそも剣という人間は、なのはや加賀美が求める“まともな受け答え”をしてくれる人間ではない。 頭のネジが一本どころか数本緩んでいるようなぶっ飛んだ回答しか寄越してはくれないのだ。 だけども、今日一日抱き続けた疑問は、意外な人物によって解消される事となる。 「おい、天道! 剣が小学生って、一体どういう事だ!?」 「一々うるさい奴だ。剣は俺が呼んだ。人手は多い方がいいからな」 「いや、だからってなんで小学生なんだよ!? いくらなんでも無理があるだろ!」 「そんな事俺が知るか。俺は小学生になって潜入しろとまで言った覚えはない」 流石の天道総司でも、剣の不可解過ぎる行動については責任は持ち切れないらしい。 天道の言い分を考えるに、恐らく教師とか部活動のコーチとか、そういう分野で呼んだつもりだったのだろう。 事実として、剣は学業においても運動に関しても、天道に並ぶ程の逸材だ。 ……それを人に上手く教える事が出来るかどうかは別として。 「何を言っているんだ天道。小学生からやり直せと言ったのはお前じゃないか。 俺は自分自身の謙虚な心に従い、自分を見詰め直す為にこうして生徒の座に甘んじてるんだ。 崇められこそすれ、お前に俺のノブレス・オブリージュをどうこう言われる筋合いはない!」 「……ああ、そうだな。俺が馬鹿だったよ」 嘆息一つ、天道が呟いた。 そういえば天道も以前、剣にそんな事を言った気がする。 だけど、それについて掘り返す気はもう無かったのだろう。 まともに剣の相手をするのは無駄だとでも言いたげに、天道はそっぽを向いた。 「って、ちょっと待って! 天道さんが剣君を呼んだってどういう事!?」 しかしそこで話を終わらせてくれないのは、高町なのはだ。 天道の言葉を聞き逃さなかったなのはは、詰め寄る様に天道に問う。 されど天道は何も言わない。まるで聞こえなかったかの様に作業を続ける。 流石に拙いと思ったのだろう。加賀美が慌てて二人の間に入った。 「えっ……あ、あぁ、これは、その……て、天道が剣を推薦してくれたんだよ!」 「天道さん、さっき自分で“剣君を生徒にするつもりは無かった”って言ってなかった?」 と、はやて。 早くも発生する矛盾。 「いや、それはー……その……」 「……というか、そもそも何に推薦したら生徒になれるの!?」 今度はなのは。 最もな疑問だ。大人を推薦した所で、生徒になど出来る訳がない。 それこそ、社会的なルールを捻じ曲げでもしない限りは、絶対に不可能だ。 煮え切らない加賀美に痺れを切らしたのか、天道が振り向いた。 「そういうお前たちこそ、何故BOARDのライダーと共に戦っている」 「――ッ!?」 天道からの、突然の質問。 なのは達三人の表情が目に見えて固まった。 何故天道総司が、自分達の事を知っているのか。 次に沸き起こったのは、そんな疑問であった。 「お、おい天道……それは――」 「……まぁいい。どういう事情かは知らないが、あまり首を突っ込みすぎない事だな」 慌てた様子の加賀美を遮って、天道が言った。 それは事実上、剣の事に関してもこれ以上詮索するな、という意思表示。 だけれども、それは同時に剣や天道がライダーに関わっているという事にもなる。 すかさずなのはが、天道に駆け寄った。 「あの、もしかして天道さん達も仮面ラ――」 ――キーンコーンカーンコーン。 紡がれようとした言葉は、鳴り響くチャイムに掻き消された。 それ以上なのはが何かを言う前に、天道がもう一度なのはを見遣り、言った。 「ほら、予鈴のチャイムだ。じきに授業が始まるぞ」 これ以上詮索するな、という無言の圧力。 天道の言葉は、なのはを黙らせるには十分過ぎる力を持って居た。 当然、一緒に居たはやてとフェイトにも、その圧力は伝わっている。 故になのはは今、引き下がらざるを得ない状況にある事も、把握した。 (なのはちゃん、今は何を言っても無駄や……悪い人では無さそうやし、今は諦めよう?) (そうだね……はやてちゃん) はやての言う事は分かる。 天道がライダーに関与しているのなら、いつか尻尾を掴める時は来る。 今は何を聞いても無駄だろうし、それにかまけて授業に遅れる訳にも行かない。 何にせよ、なのはもはやても直感的に“天道が悪人ではない”事には察しがつく。 だからこそ、今は引き下がろう。そうするしか、出来ないのだから。 「それじゃあ天道さん……また」 軽くお辞儀をして、なのは達は立ち去った。 それを見届けるや否や、加賀美が不安げに呟いた。 「おい、天道……いいのかよ?」 加賀美の質問に対する回答は、ついぞ返っては来なかった。 ◆ その日の晩。 日が落ちた海鳴の街。 その中でも、比較的人ごみの少ない公園。 夜中ともなれば、人気を避けたカップルが数組現れる、憩いの場であった。 そんな場所に海堂直也が通り掛かったのは、本当に偶然の事。 一緒に過ごす人間も居なければ、そこに訪れる用事もない。 ただ単に、意味も無く街をフラついていただけであった。 「お、おい……」 そんな海堂の目の前で起こる、異変。 海堂にとっては既に見慣れた……だけど決して慣れたくはない光景。 何度も何度も、嫌という程目にして来たその光景は、海堂を絶叫させるには十分であった。 「何してんだテメエらぁぁぁあああああ!!!」 一人、二人、三人と。 連鎖的に灰になって崩れ落ちてゆく人々。 海堂の目の前で、海堂の視界に入る限りの人間が、消されて行く。 何の罪も無い人間の命が、海堂の目の前で焼き尽くされていくのだ。 オルフェノクによる、人間には絶対に不可能な犯罪。悪質極まりない人殺し。 下手人である三人組の高校生が、不敵な笑みを浮かべながら海堂の眼前へと歩み寄る。 「あのぉー……失礼ですが海堂直也さん、で間違いありませんよね?」 「だったら何だっちゅうんじゃ! 俺ぁお前らみたいな知り合いを持った覚えはねえぞ!」 「あぁ、これはこれは失礼しました。私たち、海堂直也さんに少しばかり用事がありまして」 怪訝そうな表情を浮かべる海堂。 高校生三人組のうち、一人の女が礼儀正しく海堂の眼前に歩み寄った。 特に変わった特徴も無い、言わばそこら辺にいそうな女子高生。 だけれど、その不気味さは海堂を怯ませるには十分 「私達の王が倒されたあの戦いにおいて、貴方は数少ない目撃者の一人だと聞きました」 「はぁ!? 誰に聞いたんだそんな話! 俺ぁもう何の関係もない一般市民だっつうの!」 「いやいや、一般市民だなんて御謙遜を。僕らもあれから色々調べましてね……? スマートブレインの標的であった貴方達には、真っ先に白羽の矢が立ったんですよ」 「迷惑な奴らだなお前らも! あっちが勝手に狙って来たんだろが! 何が白羽の矢だ、ふざけんじゃねえぞ!」 高校生の回答は、非常に分かり易かった。 要するに、彼らはオルフェノクの王を復活させるつもりなのだろう。 その為にも、まずはオルフェノクの王の行方を突き止めなければならない。 そうしなければ……何としてでも王を復活させなければ、彼らに未来はないのだ。 と言っても、あの海老女が連れ去った王の行方など、海堂が知る訳も無いのだが。 「まぁ、知らないと言うのなら、身体に訊くまでですけど、ね?」 言うが早いか、三人の高校生の姿が、みるみる変わっていく。 一人は魚に似た形に。一人は鳥に似た形に。一人は虫に似た形に。 それぞれ何の動物なのかまでは判断が付け難いが、間違いない事実が一つ。 彼らは全員が、海堂を狙って計画的に組まれたオルフェノクのチームである事。 「……っざけんなよ、お前ら」 海堂は決めたのだ。人間として生きて行くと。 オルフェノクだのベルトだの、物騒な話には関わらないと。 だけれど、海堂の望みに関わらず、彼らは襲い掛かって来る。 何とも迷惑な話であった。 ◆ 夜の街を歩く高町なのは。 その手に持つのは、近所のスーパーの買い物袋。 突然頼まれたお使いを、なのはは快く引き受けたのだ。 現在は帰路に着いて、一通りの少ない公園を歩いていた最中だった。 今日は何時にも増して人が居ない。見渡す限り、人っ子一人存在しない。 だからこそ、なのはは安心して首に掛けた宝玉に話し掛けた。 「それにしても、今日は色々あったね、レイジングハート」 『It is so.』 「放課後になって行ってみたら、もう天道さん達は居なくなっちゃってたけど…… あの雰囲気、やっぱり天道さん達も仮面ライダーとして戦ってるのかな?」 『It cannot know be so. Moreover, let s go to be going to meet tomorrow.』 「うん……そうだね、レイジングハート!」 また明日会いに行きましょう。 レイジングハートのその言葉に、なのはは頷いた。 そう。まだチャンスが完全に無くなってしまった訳ではないのだ。 天道達は明日も居るだろうし、また明日話をしに行けばいいのだから。 と、そんな話をしていた矢先の出来事であった。 「……えっ!?」 「おうわっ!?」 ドンッ! と、大げさな音を立てて、なのはが誰かとぶつかった。 ぶつかった相手は、目の前の曲がり角から突然飛び出て来た一人の若者。 はぁはぁと肩を揺らすその仕種から、息せき切って走っていた事が窺える。 「わりぃ嬢ちゃん! 俺ぁ急いでんだ! そんじゃ!」 それだけ言って、デニムのジャケットを着込んだ男は走り去ろうとする。 だけどそれをさせないのは、背後から現れた三人の追手だ。 曲がり角を曲がって駆け付けた三人の異形が、なのはと海堂に向かって光弾を放つ。 一体全体どんな状況になっているのか。それを理解する隙すら与えられずに。 そんななのはの身体を抱き上げて、海堂が大仰な動きで横方向へと転がった。 間一髪で、光弾は二人の居た場所を直撃。アスファルトを軽く焦がす。 「ほら、とっとと逃げろ! 死んじまうぞ!」 「そんな、貴方こそ逃げて! あんなの相手に戦える訳が――」 「いーいーかーら、逃げろっつってんだよ! 俺様よりもお前だ馬鹿!」 「ば……馬鹿!? お言葉ですけど、私なら大丈夫ですから、ここは早く!」 「ハッ、寝言は寝てからいいなさいっちゅうのっ! こんな俺様でも、お前が逃げるだけの時間くれえは稼げるわ!」 子供を馬鹿にした様な態度。 それが正直、なのはは気に入らなかった。 なのはの背中を軽く推し出す男に、なのはは抵抗する。 口ではこう言うが、この男一人であの異形三人に勝てるとは思えない。 ならば今は自分がバリアジャケットを身に纏い、魔法で対抗するしかない。 ……のだが、この男が居ては下手に変身する事は出来ない。 「見てろよ、この魚野郎が!」 「あっ、ちょっと待って――!」 だけど、なのはが行動を起こす前に、走り出したのは男性の方であった。 レスリングのタックルの要領で、真っ直ぐに魚に似た灰色へと突っ込んで行く。 だけれど、只の人間に奴らに敵うだけの力がある訳もなく。 「フンッ」 「いっっってぇっ!!!」 タックルを受けてもビクともしない灰色が、軽く拳を振るった。 下方から抉り込む様に。その拳は男性の腹部を正確に捉える。 だけど存外断末魔という程の叫びでも無く、男性は数メートル吹っ飛ばされるだけに留まった。 なのはの足元に転がった男性が、一拍程もんどりうって、再びなのはを睨む。 「何をしとるんじゃバカモン! 逃げろっつったろうが! アホかお前は!」 「アホって……貴方こそ、勝てないって分かってるのに、どうしてこんな無謀な事!」 「無謀でも何でも、それが人間っつうもんだろが! こんなでも俺様ぁ人間だ! だからよぉ! 誰が何と言おうと、もう何も守れないのは御免なんだよ! あいつらみたいな犠牲はもう!」 その瞬間、なのはは思った。 ああ、この人には何を言っても無駄なのだろうな、と。 この男、一件ふざけた若者にも見えるが、根性は相当に座っている。 なのはが逃げない限り、絶対にこの場から引き下がりはしない。 それだけの覚悟が、なのはにも負けぬ不屈の心が、男の瞳に浮かんでいた。 そして同時に、こんな立派な“人間”を、絶対に死なせたくはないと思う。 ここで魔道師としての正体を明かす事でこの人を守れるなら、それも構いはしない。 首から掛けた赤の宝玉を手にとって、魔法の呪文を唱えようとした、その刹那。 「その高貴な振る舞い……気に入ったぞ! ショ・ミーンとは言え、貴様のそれは確かにノブレス・オブリージュ!」 聞き覚えのある声だった。 今日一日、色んな意味でなのはを悩ませた男の声。 だけれど何処か、心強い。自信に満ちたその声の主は。 「神代……剣君!?」 「次から次へと、何だっちゅうんだ一体!」 「ナノハーヌ、君とその男はこの俺が守る。さぁ、早く逃げるがいい!」 言うが早いか、剣が取り出したのは、紫の刀。 紫の柄に、橙の血管が刻まれた、黒の刀身。 それは明らかに人が普段手にする様な武器ではなくて。 何処からか取り出した紫色の蠍を刀に叩き込んだ剣は、高らかに宣言した。 「変身!」 ――HENSHIN―― 同時に、刀を起点に無数の六角形が形成されていく。 六角形は紫の装甲となり、剣の白いスーツを覆い隠す。 数秒と掛からず、剣の身体は毒々しい外見の仮面ライダーへと変わっていた。 「紫の、仮面ライダー……!?」 「お、おいおい何だありゃあ、お前の知り合いか? 友達か? 仲間なんか!?」 「ま、まぁそんなところだと思う……」 デニムの男の質問に、ぎこちなく頷いた。 剣は今日出会った友達だが、紫の仮面ライダーの存在は知らない。 何の為に戦うのか。それによっては、仲間とは言い難いかも知れないのだ。 だけれど、剣は確かに自分達を守ると言った。 (……仲間、って事でいいんだよね? 剣君……) 祈りとも取れるなのはの疑問。 それを知ってか知らずか、紫のライダーが駆け出した。 突然の事態に対処し切れぬ灰色が、慌てふためいて何事かを叫ぶ。 「こいつっ……! 紫のっ……、まさか、こいつがカイザっ!?」 「落ち着け。“ギア”は全てベルトの筈……こいつのはベルトじゃない!」 「……何かと思えばライダーズギアの紛い物か。それなら用は無いな!」 うろたえる真ん中の魚と、左右の虫と鳥。 言うが早いか、左右を陣取っていた鳥と虫が駆け出した。 左右からの同時攻撃。右から短剣、左からストレートパンチ。 だけど、対する紫も考えなしの突貫では無かったらしく。 二人の攻撃が命中する前に、その装甲が弾け飛んだ。 灰色二人の身体を正面から強かに打ちつけて、吹っ飛ばす。 ――CHANGE SCORPION―― 刀の電子音声が、高らかに鳴り響く。 エメラルド色の瞳がギラリと輝いて、紫がその姿を変えた。 まるでそのまんま蠍を象ったようなそのフォルム。 紫の蠍のライダーが、手に持った刀を構え、一瞬で魚の間合いへ踏み込んだ。 この動き、なのはの兄にも負けずとも劣らない、剣の達人と言った所か。 そんなイメージを抱かずには居られなかった。 「ハァッ!」 「えっ、待っ――」 現状を掴み切れていない魚が、何事かを叫ぼうとした。 だけど、紫の蠍は今更敵の言葉に耳を傾けようとはしない。 戦士としての覚悟。悪を許さぬその心。それらが、紫の太刀筋を確かなものとする。 一瞬の閃きの後に、灰色の魚は胸元に大きな切り傷を作り―― すぐに全身に青の炎が燃え広がったかと思えば、そのまま灰となって崩れ去った。 「凄い!」 なのはの口から零れる感嘆。 全ては一瞬。攻撃は一撃。たったの一合。 最初に間合いに踏み込んだ瞬間に、勝負は決していた。 それが神代剣が化身する、あの紫の蠍の持つ実力。 「紛い物かと思えば……こいつ、強いぞ! おい、どうする!?」 「紫のライダーに構うな! 海堂直也さえ連行出来れば俺達の勝ちだ!」 海堂直也というのは、なのはの横にいるデニムの男の事であろう。 どういう訳か、この男は狙われている。となれば、尚更この男を失う訳には行かない。 出来る事ならこのまま海堂を保護し、敵の情報と狙われた理由を問いたい。 しかし、狙いを海堂一点に絞れば、戦況も変わるというもの。 「ここは通さん!」 紫の蠍が立ち塞がるも、二人両方を取り押さえるのは不可能。 先程の魚と違って、戦う意思を固めた灰色二人を一挙に食い止めるのは難しいらしい。 倒すだけならば問題はないのだろうが、今回ばかりは守りながら戦わねばならないのだから。 きぃん、と響く金属音。灰色の虫が振るった短剣を、紫の刀が受け止めた。 そうすれば、もう一方の鳥が空へ舞い上がり、なのはらへと飛翔する。 今度こそ赤の宝玉に手を掛けようとするが―― 「――グァッ!?」 空を裂いて現れた青の閃光が、空を舞う鳥の身体を引き裂いた。 何事かと顔を上げるなのはと海堂がその視界に捉えたのは、一匹の虫。 機械仕掛けの、青のクワガタムシであった。 「おぉっ! 来てくれたか、我が友、カ・ガーミン!」 紫の蠍が、刀を一閃。 虫の短剣を弾き飛ばして、嬉々として叫んだ。 その視線の先に居るのは、なのはも見慣れた一人の男。 青のオフロードバイクに跨った、ラグビー部コーチ――加賀美新だ。 何処か頼り無いけど、真っ直ぐな瞳をしたその男もまた、高らかに叫んだ。 「変身!」 ――HENSHIN―― ――CAST OFF―― ――CHANGE STAGBEETLE―― 三連の電子音。 一つ一つを正確に知覚するまでも無く、最後の電子音は鳴りやんで居た。 最早「加賀美新」という人間はそこには居なかった。 機械的な青の装甲は、何処かクワガタムシの用で。 「やっぱり! 剣君だけじゃなかったんだ!」 しかし、それはなのはの予想通りの出来事であった。 昼休みの天道の対応から、彼らが仮面ライダーと何らかの関係がある事は想像出来る。 そして、神代剣が仮面ライダーであるのなら、その仲間もまた然り。 天道や加賀美も、ライダーである可能性が高いと考えていたのだ。 「おぉおおおおおおおおおおおおりゃっ!!」 両肩に装着された双剣をその手に握り締めると、青のクワガタはバイクから飛び降りた。 その勢いたるや、まさに怒涛。掛け声と共に掛け込めば、灰色の鳥に向かってその剣を振り下ろす。 青の輝きを伴った一閃は、鳥が対処するよりも早くその身を引き裂いた。 だけど、青のクワガタの攻撃はそれで終わりはしない。 双剣とは、二本揃って初めて意味を成すもの。 「はぁっ! おりゃっ! ふんっ! どぉぉりゃっ!」 一撃、二撃と、灰色の鳥が一対の双剣に切り刻まれていく。 上半身のあちこちを滅多切りにされた鳥の身体から青の炎が噴き出す。 だけれど、怒涛の猛攻は未だ終わらず。青の炎よりも輝きを放つは青の双剣。 燃え始めた鳥に、トドメとばかりに双剣を振り下ろした。 「――ァァアアアアアア……」 消え入る様な断末魔。 同時に、灰色の鳥の身体が、人型を保って居られなくなった。 只の白い灰と成り果てた鳥は、跡形も残さず、風に飛ばされて行く。 その光景は、否応無しにあの日出会ったオルフェノクに殺された人間を思い出してしまう。 なのはは少しだけ、胸が痛くなるのを感じた。 ――RIDER SLASH―― 不意に、もう一方から聞こえる電子音。 青のクワガタライダーの戦いに目を奪われていたなのはが、思い出した様に視線を動かす。 見れば、剣が変身した紫の仮面ライダーが、その刀を滅茶苦茶に……されど的確に振り回していた。 紫の輝きを伴った刃は、気味の悪い毒液を撒き散らしながら、灰色の身体を滅多切りにする。 後は先程倒された鳥と同じ要領だ。その形が保てなくなるまで切り刻まれた虫は、灰となって消え去った。 「ふぅ……オルフェノクが出るなんて、珍しいな。最近は大人しくしてると思ってたのに」 身体を伸ばす様に伸びをして、青のクワガタライダーが言った。 同時に、その装甲を形成する青の六角形が消失。その姿が、あっと言う間に人間へと変わった。 なのはの見慣れた姿へと変わった加賀美新を、なのはは矯めつ眇めつする。 やはり何処からどう見ても、加賀美新で間違いない。 「加賀美さん……やっぱり、仮面ライダーだったんだね」 「――って……なのはちゃん!?」 どうやらこの男、今の今まで気付いて居なかったらしい。 敵との戦闘に集中していた事と、なのはが全く口を出さなかった事。 恐らくはこの二つが原因だろうが、これでなのはは確実な証拠を掴む事が出来た。 加賀美新と神代剣の二人が、仮面ライダーへと変身する瞬間をこの目で目撃したのだから。 なのはと加賀美。ぶつかり合う二人の視線。そして流れる気まずい沈黙。 どうしたものか、と思考する二人を遮ったのは、もう一人の男であった。 「……が危ねえ」 「え……?」 「乾や啓太郎達が危ねえ! 乾はいいが、啓太郎はマズイ! マズイんだよアイツらは!」 立ち上がった海堂が、血相を変えてそう言った。 それは誰に向けて放たれた言葉でもない。本人は独り言のつもりなのだろう。 だけれど、それを聞いただけで、誰かの身に危険が振りかかろうとしている事だけは十分に分かった。 ◆ 夜の車道を走り抜ける、一台のバイクがあった。 黒の車体に、金のカラーリング。左側にはサイドカー。 車体に輝く銀色は、かつての大企業「SMART BRAIN」のロゴマーク。 乾巧は、サイドバッシャーと呼ばれるバイクを真っ直ぐに走らせる。 自分の愛車であるオートバジンは、もうこの世に存在しない。 かろうじて回収した左ハンドルだけは残しているものの、車体自体はバラバラだ。 スマートブレインが社会的な力を失った今、最早オートバジンを修理する人間も存在しない。 ジェットスライガーもオートバジンも破壊された今、残ったバイクはこいつだけだった。 「ちょ――っ!」 そんな巧の前に現れたのは、二人組の男。 何処かの高校の服を着た二人組が、ゆらりと車道に歩み出たのだ。 巧は慌てて急ブレーキをかけて、サイドバッシャーの速度を殺す。 急停車して、ヘルメットを外した巧は憤慨して言い放った。 「危ねえな! 轢いちまったらどうすんだよ!」 「すみません、こうでもしないと止まってくれないと思ったので」 高校生の言葉に、巧は苛立ちを覚えた。 用件があるならこんなバイク走行中でなくとも良い筈だ。 それこそ巧が暇を持て余している時にでも来てくれれば、巧だって邪険に扱いはしない。 ……機嫌が良ければ、の話だが。 「で、何なんだよお前ら一体。俺に何の用だ」 「ええ、オルフェノクの王の行方を知りたい、と言えば分かるでしょうか」 「王を倒したファイズ……いえ、乾巧。貴方なら何か知っているのでは、と思いまして」 軽々しく言ってのける高校生。 そして、即座に勘付く。こいつらがまともな人間では無いと言う事に。 そう判断してからの行動は早かった。サイドバッシャーから飛び降りた巧は、一本のベルトを掴んだ。 銀色と赤で構成された、無機質なベルトだ。こんな事もあろうかと、サイドカーに積み込んで居たのだ。 それを腰に巻き付けて、ポケットから取り出した折り畳み式の携帯電話を開く。 「で、俺に用ってのはオルフェノクの王の話だけかよ」 「まぁ、そうなりますけど……やはりそう素直には話してくれませんか」 言うが早いか、二人組の高校生の身体が変化を始めた。 白にも近い輝きを放ちながら、その身体が灰色に変色してゆく。 やがて彼らは、人間としてのそれよりもより屈強な身体へと変身を遂げた。 こうなってしまっては、巧が取れる行動はたった一つ。 最早戦う他に、道は無い。 戻る 目次へ 次へ
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「倒れたら立ち上がり前よりも強くなれ」 -- 管理人 (2011-07-29 02 43 12) 名前 コメント